1000000本のブナの木やまに、人間の子どもが忘れていった一枚のバンダナが落ちていました。森に冬が来て、そして春が…。日本絵本大賞受賞の塩野米松&村上康成コンビの第3弾!!
まず、1000000本という数が現実離れしてました。そして、ブナの木。1000000本もの木というものが想像できないのです。
この絵本は、その子供の想像を絶する世界を優しい言葉で、きれいなイラストで説明しようとしています。
我が娘は、四季の移ろいに関しては理解できたようでした。大好きなクマが、冬には冬眠してしまうということを頭では知っているし、秋になるとお山が赤や黄色になるということはわかていますので。
でも、1000000本の木については・・・実際に山に連れていかにとだめですね。
実は、この夏休みに実家の近くの山に行ってきました。ケーブルカーとリフトを3本乗り継いで。私は、いったいこの山には何本の木があるのだろうと、深い緑の中で思ったのですが、娘の視線は半径10メートルの花々に向けられていました。それも、十分美しかったので、娘にとっては良い体験だったのです。でも、この本を読んでから山に行っていたら、まったく別の山登りになっていたと思います。
幸か不幸か雨に降られてしまい、来年来ようねと約束しましたので、来年はこの本を読んでから行きます。 (えっこさん 40代・ママ 男の子12歳、女の子9歳、女の子5歳)
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