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岩波少年文庫 エーミルはいたずらっ子

岩波少年文庫 エーミルはいたずらっ子

  • 児童書
作: アストリッド・リンドグレーン
訳: 石井 登志子
出版社: 岩波書店 岩波書店の特集ページがあります!

税込価格: ¥704

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作品情報

発行日: 2012年01月17日
ISBN: 9784001142105

出版社のおすすめ年齢:2・3年生〜
小B6判・並製
カバー・154頁

この作品が含まれるシリーズ

出版社からの紹介

エーミルは、まんまるの青い目に金髪の、天使のような男の子。
ところがどっこい、素直な心のままの行動が、数々のごたごたを引き起こしてしまいます。
頭をスープ鉢につっこんで抜けなくなったり、景色を見せてやろうと、妹のイーダを旗柱に
宙ぶらりんにしたり、すっとんきょうないたずらが、みんなの度肝をぬきます!

ベストレビュー

素敵なお母さん

最初一人で読んだ息子は『エーミールと探偵たち』と内容を混同したようで、エーミルが五歳のいたずらっ子なのに戸惑った模様です。

名前が似ていますからね。作品の作家がそれぞれケストナーとリンドグレーンと説明してわかったようです。

すでに岩波書店からもハードカバーでエーミルの別のお話が出ていますが、その他のお話は今まで私は講談社文庫の方で読んでいて子どもにも読ませたいと思ったので、こうして岩波少年文庫からこのシリーズが出てうれしい限りです。

エーミルは五歳ですが、そのいたずらっぷりのすごいこと。五歳でよくここまで考え付くものだと感心しますが、それだけ好奇心が旺盛な証拠なんでしょうね。

エーミルの行く末を心配した人たちからエーミルをアメリカへ行かせるようにとカンパのお金をもらったお母さんが「エーミルはかわいい子です」「わたしたちはあのまんまのエーミルが好きなんです」と言い放つこの言葉。

こんな風に子どものことを思ってくれるまた毅然として言いはなつことができるお母さん、とてもいいなあと思いました。読んでいる子どもたちもこの個所を読んだなら自分自身のことも肯定的に捉えられて嬉しくなりそうです。

エーミルのような子が身近にいたらハラハラドキドキだと思いますが、五歳前後の子どもの押さえられない好奇心、行動よく捉えている作品だと思います。

字が細かいのでいきなり一人で読むというのは敬遠してしまうお子さんがいるかもしれませんが、一章だけでも読み聞かせで聞いたらその後が知りたくなりそうです。
(はなびやさん 40代・ママ 男の子10歳、)

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