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ローラの母さん、キャロラインの少女時代を描いた”クワイナー一家の物語”の2作目。 厳しい冬を乗りきって、一家の暮らしはようやく落ち着きを取り戻してきました。7才になったキャロラインは、独立記念日のパレードを見たり、犬を飼ったり、ドイツからきた新しいお友だちと知りあったりして、楽しい日々を送ります。お金持ちのストッダードさんのお屋敷でのパーティにも招かれ、夢のような気分を味わいます。ところがある日、一家のもとに一通の手紙が舞いこんできました・・・。 忙しいお母さんを助けて立派に働くキャロラインの姿は、読者を魅了することでしょう。この巻では、お茶目で可愛いキャロラインの意外な一面も楽しめますよ。 巻末の解説では、ウィスコンシンに住んでいた本間長世さんの実生活に基づいたお話や、サンタクロースが現在よく知られている姿になるまでのエピソードも楽しく語られています。アメリカの開拓史としても充分楽しめる本書は、私たちが忘れかけた大切なことを思い出させてくれるのはないでしょうか。
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