黒井健さんの描く風景は、一枚一枚の絵が、それだけで懐かしさと優しさに包み込まれてしまうような包容力があります。
幼稚園雑誌に描かれた絵をまとめた画集は、サブタイトルにあるように親にとってはまさに心象風景です。
登場する兄と妹の醸し出す、ちょっとしたドラマが子どもの成長の余韻を、ちょっぴり甘酸っぱく疲れた心をくすぐっていきました。
こんなことあったような、こんな時代がなつかしいような疑似体験をしながら、描かれている絵の世界でとてもゆったりした時間を過ごさせていただきました。 (ヒラP21さん 50代・パパ )
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