アニメ版「おさるのジョージ」から生まれた絵本シリーズ11弾。
知りたがりやのかわいいこざる、ジョージは、みんなの人気者です。
さて、きょうは、なかよしベッツィーのたんじょうびパーティの日。
庭で、ケーキを食べたり、ゲームをしたり、お楽しみがいっぱい。
おや? 紙でできた動物が、木からぶらさがっています。近づくとなんだか甘いにおい。
「ピニャータっていうの。なかにキャンディーがはいっているのよ」
ベッツィーがおしえてくれました。
でもキャンディーを出すには、ピニャータをたたいて割らなければいけないんですって。しかも、めかくしをつけて!
大はりきりのジョージは、さっそくめかくしをしてバッドをふりまわしてみますが、ピニャータには当たりません。
ともだちのスティーブの提案で、練習のために犬のチャーキーを追いかけはじめて・・・
うわー、めかくしジョージ、あぶない、あぶない!
読んでるこちらもドキドキ。さあ、ジョージは、ピニャータを割って、甘〜いキャンディーを味わうことができるでしょうか?
今回のテーマは、五感。巻末には目・耳・鼻・舌をつかって「なんだか、わかる?」クイズの実験ナビがついています。
毎回ドキドキさせられるジョージだけど、読むといつも笑顔になっちゃって、ジョージのように日常のなかの「ちょっとした冒険」をやってみたくなるんですよね。え、あなたも?
(大和田佳世 絵本ナビライター)
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