リスのジャンピーが地面にドングリを埋めるのを真似して、家中の食べ物を土に埋めてしまったジョージ。慌てるきいろいぼうしのおじさんをよそに、ジョージは、ジャンピーが地面に埋めたピーナツから芽が出ているのを見て、びっくりしています。
「たねや きのみは つちにうめると、やがて めを だし、くさや きに そだつ。」おじさんに教えてもらったジョージは、いつもの好奇心で目がキラキラ!
「ちっちゃな ピーナツが おおきなくさに そだつなら、わゴムは なにに そだつのかな?」「クジャクの はねは?」
勘違いに勘違いが重なって、もうめちゃくちゃですが、こうなってしまったら、ジョージは止まりません。イスや傘、家中のいろんなものを、かたっぱしから庭に埋めてしまったので、あっという間に家の中はからっぽです。
・・・あーあ、ジョージったら!土に埋めて育つのは、どういうものだったっけ?
アニメ版「おさるのジョージ」から生まれた楽しい絵本シリーズの第14弾。今回は、植物のたねと成長について学びます。巻末のおまけコーナーでは、もやしの育て方と、セロリをつかって植物の水の通り道を見る実験の方法が紹介されていますよ。ちょっと本格的な理科の実験です。親子でぜひ、挑戦してみてくださいね。
お話の最後にジョージは、意外な才能を開花させちゃうかも?!得意満面なジョージの姿に、本を読んでいる子どもたちはつられてニンマリ。大人は「やれやれ・・・。」なんて、いつのまにかきいろいぼうしのおじさんと同じ表情になってしまうかもしれませんね。
(絵本ナビ編集部)
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