インドのベナレスの外れの湖の湖畔に、タカの夫婦とひな、ライオンと鳥の王ミサゴ、そして島に大ガメが住んでいました。そこへ漁師がやってきて、タカのひなを捕らえようとしますが、みんなが協力してひなを守ってあげたという物語です。仏教では三つの宝(三宝)をたいせつにします。仏、法、僧です。仏とは仏様、法とは仏様の教え、僧とはそれを奉ずる人々の集団(仲間)をいいます。お釈迦さまは、この物語を通じて、いのちのたいせつさとみんなで仲間を助けるたいせつさを伝えたかったのでしょう。この絵本を通して、子どもたちに一人で生きているのではない、まわりのみんながいること、そしてみんなが協力していくことによって、みんなが幸せになれることを伝えていただきたいと思います。
続きを読む