ドイツオルデンブルク児童・青少年文学賞受賞 もうすぐ小五のコンラートが友だちになった女の子フリッツのお父さんは、家を出て恋人と暮らしています。フリッツは飼っているウサギを、動物の毛アレルギーの恋人に送りつけてやると言いだし…? 気が強い友だちの本当の気持ちに気がついていく男の子の姿を描く、ちょっぴりほろ苦く、心温まる物語。
コンラートは家族仲が良い家の男の子。お話を毎晩作ってくれるパパにやさしいママ、すてきですね。
コンラートはフリッツ(女の子)と友達になります。
ところが、フリッツのパパは恋人と暮らしていて、ママとは離婚寸前という状態。「ふたりがもう愛しあっていないなら、別れるしかないの。別れないと、ますますひどいことになって、みんながふしあわせになるだけなんだから。」と言うフリッツ。私もフリッツの意見には賛成です。…まあそれでも簡単に割り切れるものではないでしょうがね。
フリッツは動物アレルギーを持つ恋人にウサギをおくろうと計画し…。
なにをしてもどうしようもないことってたしかにあります。 (みちんさんさん 30代・ママ 女の子4歳、女の子2歳)
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