手の内は「握卵(あくらん)」。 自信が持てず臆病で不器用な初心者、早弥。ターゲットパニックに陥った天才肌、実良。黒人の父をもち武士道を愛する少年、春。 弓も心も、強く握らず、ふんわりと握って。 講談社児童文学新人賞佳作受賞者の最新作
たまごを持つように、弓を握り、心を通わせていく、中学弓道部の男女3人。こわれやすい心が、ぶつかりあう。
弓道部のお話。中学2年生のひたすらがんばる不器用な早弥、天才な実良、ハーフの春。3年生の先輩と4人の部活です。
たまごを持つように弓を握るそうです。知りませんでした。弓道ってかっこいいなーとは思っていますが、実物は見たことがないです。
早弥と実良は互いが理解できないこともあってぶつかることもありますが、いい関係だと思いました。実良は早弥の春への恋心に気づき、応援もしてくれますし。
春はいろいろ苦労があったせいか、ちょっと大人な印象でした。
一生懸命っていいですね。 (みちんさんさん 30代・ママ 女の子4歳、女の子2歳)
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