絵本作家であり、あそびうたの作詞や作曲、ライブなどでも大活躍している藤本ともひこさん。
NHK・Eテレ「おかあさんといっしょ」に提供し、人気となった歌「ねこ ときどき らいおん」が絵本になって登場です!
ねこが、ときどき・・・らいおんになる。
がお がお がおー!
じゃあ、さるは?
ときどき・・・ごりら。
うっほっほ うっほっほ うっほっほ!
ぱんだはときどき・・・?
「ひるね!」
えーーー。
そんなナンセンスな展開に、子どもたちはもちろん大喜び。
びっくりしたり、大笑いしたり、ずっこけたり。
最後に登場するのはだれだろう?何に変身するのかな。
こんなにシンプルな内容なのに、どうしてこんなに面白いのでしょう。
それはちょっと言葉にすることはできないみたいです。
だって、画面いっぱい迫力のごりらの表情を見ていると理屈なんて忘れちゃう。
ただ楽しくて笑ってしまうのです。
もちろんこれは、保育園に保育あそびのアドバイザーとして10年以上も通い続けているという藤本さんが作り出す世界だからこそ。絵本の向こうに、体いっぱい使って楽しそうに遊んでいる子どもたちの様子が見えてきますよね。
声に出したり、歌ったり、くりかえしめくったり。自由に遊びながら読みたくなる1冊です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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