ふうちゃんは、ゆきの日にだけあらわれる、森のなかのみちのさきにいってみました。そこには、おおきな「ふわふわころり」と、うつくしいゆきをふらせる「ゆきぐも」がいました。ふうちゃんは病気のいもうとのために、そのうつくしいゆきをふらせてほしいとおねがいします。お父さんからもらった、いちばん大切なおもちゃとひきかえに......
うさぎの男の子ふうちゃんが、真っ白な雪の森を歩く。
その先にいたのは、「ふわふわころり」と「ゆきぐも」。
そしてふうちゃんは、二人にあるお願いをする・・・。
そんなあらすじも知らずに、うさぎ好きの私は、表紙だけを見て購入しました。
それなのに、読み終えたいま、レビューを書かずにはいられませんでした。
今までに味わったことのない、この感覚は何でしょう。
しんしんと降る雪の中に自分がいるような、はたまたそんな夢を見ているような。
感動した。面白かった。驚いた。きれいだった。
絵本を読むと、必ずそんな気持ちが生まれます。
「この絵本は感動した」
「この絵本は面白かった」
「この絵本は驚いた」
「この絵本はきれいだった」
けれど、この絵本は何度読んでも、どうしても一言で表せないんです。
ページをめくるたびに自分の心が動くことを、確かに感じます。
この絵本に出会えて良かった。心からそう思います。 (なーお00さん 20代・その他の方 )
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