幼なじみが語った、アンネ・フランクの思い出。
書かれなかったこと。書けなかったこと。いま、明かされる、『アンネの日記』のうしなわれた言葉。
……アンネの日記には結末がありません。隠れ家にいたアンネたちが、ある朝とつぜんナチスに逮捕されたため、日記は途中で終わってしまいました。この本は、アンネ・フランクについての知識を増やし、じっさいに起こった出来事を語ることによって、日記が中断されたあとの空白を埋める役割を果たすでしょう。――本文「ハンナ・ピック=ホスラーのひとこと」より
アンネ・フランクの同級生であり、一番の仲良しだったハンナ・ホスラー。彼女が語ったアンネの思い出と、ナチス占領下でのハンナ自身のつらい体験、そして、『アンネの日記』が途絶えたあとに隠されていた真実――。
産経児童出版文化賞大賞/厚生省中央児童福祉審議会特別推薦
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