お化けの学校「オウマガドキ学園」は今日が入学式。時刻は真夜中です。河童巻三校長先生が入学式のあいさつをしています。「入学おめでとう。これから皆さんは立派なお化けになるために、オウマガドキ学園で人間のことや怪談などいろいろなことを勉強します。今日はさっそく『学校・夜・時間』にまつわる怪談を勉強しますぞ」 1巻では、「学校・夜・時間」にまつわる怪談を12編を収録。休み時間のコラムではオウマガドキ学園の学校の中を紹介します。 クラスメートは、オバケと幽霊と妖怪と……さあ、もうすぐ授業がはじまるよ。
「怪談レストラン」シリーズを読んでいたら、姉妹編が出ているというのを知って、読んでみました。
「怪談レストラン」シリーズはこわい話が創作・伝説・昔話などを各タイトルのテーマごとに編集されていましたが、
こちらは妖怪たちの学校という舞台で、授業の一環としてそれぞれの怖い話を妖怪たちが勉強する。というスタンスで描かれていました。
短い話がいくつも載っているという点では同じなのですが、聞き手が「妖怪」という時点で、個人的には紹介されているおはなし1つ1つが、今まで以上に現実離れしているように感じました。
これを読む子どもたちは、リアルとバーチャルがくっついたようなこの世界観が楽しいかもしれません。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子22歳、女の子17歳)
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