旅に疲れたツバメが一夜の宿にえらんだのは、黄金色に輝く〈幸せの王子〉の像の足もとでした。ささげつくす小さな愛を描いたワイルドの名作を、もういちどやさしい絵をそえて贈ります。
幸せの王子の物語が完全に載っているようです。ラストの、神様がこの世で一番尊いものを持ってくるようにと天使にいったら天使が選んでつばめの死体と王子の心臓をもってこられたというエピソードは、絵本によってはカットされているので、これは全部含まれていて満足しました。ただ、つばめの会話とか、全体に文章が長いので、5歳にはちょっと長いかと思います。
しかし王子は、これだけ自分を人に与えて、つばめも王子のために全てなげうって、尊い話だと思うのですが、すごく切ないですね。 (えみりん12さん 30代・ママ 女の子5歳)
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