こやぎのましろのところにカラスがやってきて、ましろの鈴をほしがります。ましろが「だめだめ」と断っても、カラスは毎日「ちょうだい」とやってきます。ましろはカラスが来るのを楽しみにしはじめますが、ある日鈴をなくしてしまいます。鈴はカラスに拾われて……。ひょんなことから友情の芽ばえる様を丁寧に描きます。
ましろの首で、キラキラ光って、美しい音がする鈴。
その鈴がほしくてたまらないカラスは、毎日いろいろなものを
くわえて持ってきては、これと交換しようといいますが、
ましろはいやだといいます。
カラスの様子をみていると、かわいそうになってきます。
ましろも、毎日カラスがくるのを、楽しみに待つようになります。
この二人の関係が、とても愛らしいです。
この後もずっとお友達だろうなと思える絵本です。 (capellaさん 60代・じいじ・ばあば )
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