皇后美智子さまが選び、英訳したまど・みちおの詩集。深い思索をたたえた19篇を収録。まど・みちおの詩の世界が、美智子さまの英訳を通じて限りなくひろがる。さらに安野光雅氏の素敵な絵も響き合う。
まどみちおさんの、リズム感、ぬくもり、きらめきのある詩がありました。
その詩を選びながら英訳した皇后美智子様の作業がありました。
二人のコラボレーションに、あくまでひそやかにイラストを付けたのは安野光雅さん。
このトリオがお互いに、メロディを奏でているような詩集です。
美智子様の英訳も、まどさんの詩を自分の世界で優しくくるんでいるような言葉づかいで、お人柄を感じさせるように思いました。
まどみちおさんの作品でありながら、この絵本を仕上げたのは皇后さまの力だと感じさせた一冊でした。
(ヒラP21さん 60代・パパ )
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