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きみとぼく(文溪堂)
谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語
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子どもの何気ない行動をとらえた作品の多い作者なので、 どちらかというと、お母さんへの紹介本としてセレクト。 『COME BACK HANNAH!』が原題。 切実な想いが詰まっていていますね。 ハンナはハイハイが得意なあかちゃん。 お母さんはハンナを見守りつつも用事を済ませようとしますが、 ハンナの行動は待ったなし。 ついつい声を荒げてしまいがちなシチュエーションですが、 お母さんはゆったりと対応します。 もちろん、こんなの理想よね、とため息が出そうですが、 だからこそ、ちょっと、心掛けるきっかけにして欲しいですよね。
投稿日:2011/05/30
2001年のアメリカの作品。 1986年の「ぎょうれつ ぎょうれつ」に この絵本を ウイットニー、ハンナ、ベン、そしてもちろん サムへ と但し書がありましたが、この作品の主人公はハンナ。 おそらく、マリサビーナ・ルッソの実話なのでしょう。 このハンナ、はいはいが得意。 ママが手紙を書く間、体操する間、電話する間の一寸した時間でも、はいはいして何処かに行ってしまいます。 そこでハンナは何かをして遊ぶのですが、ママにも用事があるように、ハンナにとってはそれが用事なのです。 世の中のママにとって、とても懐かしいあるいは、今体感していると思わざるを得ない作品でしょう。 読み聞かせというよりも、ママが、共感できるそんな作品だと思います。
投稿日:2011/05/08
表紙を見て、「ぎょうれつぎょうれつ」を描いた人だと気付き、とても期待して読みました。 ハイハイから歩き始めたころって、大変なんですよね。うちでは下の娘がまさにこの時期。ちょっと目を離した隙にどこかに行っちゃったり色んなものを引っ張り出したり。 親にとっては手がかかることこの上なく、「んも〜、いい加減にして!」の連続です。 が、赤ちゃんにとっては別にいたずらしてるつもりはなく、親が「ようじ」を済ませるのと同じ感覚でしている「ようじ」なんでしょうね。 「それがあなたのようじなのね」なんてこの絵本のお母さんのように優しく受け入れるのはなかなか至難の業ですが、そういう考えもあると知っていれば少しはイライラが減るかな? 「ぎょうれつぎょうれつ」をとても気に入っていた娘ですが、残念ながらこちらは楽しめなかったようで、一度読んでおしまいでした。ちょっと文章が抽象的で分かりにくかったかもしれません。
投稿日:2009/10/24
タイトルが楽しいネーミングだったので魅力を感じこの絵本を選びました。大人は大人の子供には子供の用事があるのだという事を主人公から学ぶ事が出来ました。はいはいが出来る事は素晴らしく世界が広がる事なのだなと再確認出来ました。自分の心の赴くままに行きたい所に自分の力で行く事の出来る主人公がとても素敵でした。お母さんが怒るのではなくて沢山の表現方法で主人公を褒めている所が気に入りました。私も主人公のお母さんの方法を真似したいなと思いました。
投稿日:2008/11/26
赤ちゃんが自分の行きたいところにハイハイして移動するのを、「あかちゃんの用事」とする作者にとても優しい愛情を感じました。ママの用事を優先しない(?)ママであったら、なにも出来ないから大変なんだと子育ての大変さを改めて思いました。まだ、ゆっくり、ゆっくりの孫には、ハイハイが出来ないのでとても羨ましくなりました。赤ちゃんの用事で困らせてほしいと願いました。とても親子の顔がそっくりなので驚きました。希望を持ち続けて生きたいと願いました。
投稿日:2008/11/30
ハイハイ時期の赤ちゃんとママの日常を描いた作品で 読み進めると、とても懐かしい気持でいっぱいになります。 ママが何かしてる横で赤ちゃんも赤ちゃんなりの遊びをしたり かと思うと、甘えてきたり・・・ そして一緒の時間を過ごしたり。その様子を「ようじ」という風に 表してるんですね。 うちの子達も同じ事してたな〜 なんて時々ふふっ!って笑ってしまったり、すごくあたたかい気持になりました。 今回は1人で読みましたが、娘や息子と一緒に 「あなたが小さいときもね〜」なんて言いながら読み進めたいな〜
投稿日:2007/06/26
ママは色々用事を済ませたいので ハンナに“そばでつみきであそんでて”とお願いします。 でもハンナの“用事”はそんなことじゃダメなんです。 ママがちょっと目を離した隙にハイハイでどこかに行こうとしたり、本棚の本をバラバラにしたり。 現在娘は4歳。意思の疎通もしっかり出来 自分で静かに遊んでくれるようになったので 忘れかけていましたが この絵本のハンナのような時期がありました、ありました! 特に歩けるようになってからが凄かったですね、 ちょっとした隙に階段に登ろうとしたり 買い物の途中で見失いそうになったり・・・と 本当に目が離せませんでした。 本当にチョロチョロして困るわ〜〜と思っていたけども 赤ちゃんにしてみたらそれはママの勝手な言い分なんですよね。 赤ちゃんにだって“用事”はあるんだから・笑 このハンナのママのように “それはあなたの用事なのね”と優しく受け入れてあげることが大事なんですね。
投稿日:2007/06/06
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