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かむもかまぬも神だのみ めちゃヘンな早口ことば(小学館集英社プロダクション)

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少年の木」 みんなの声

少年の木 作・絵:マイケル・フォアマン
訳:柳田邦男
出版社:岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2009年09月
ISBN:9784265068180
評価スコア 4.67
評価ランキング 2,504
みんなの声 総数 8
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  • 葡萄の木

    戦争で少年が遊んでいた街は、全ての家が破壊されてがれきの山となってしまいました。そのがれきの片隅に、小さな緑の葉を見つけた少年は
    毎日世話をして懸命に生きようとしている小さな葉っぱと共に生きる希望を見つけました。葡萄の木は鉄条網を伝って大きく広がり、やがて子供たちの緑の遊園地になりました。兵隊に葡萄の木も草花も全て引き抜かれてしまっても、再びがれきの中から小さな緑の葉が芽ばえて生命力の威力を感じました。葡萄の木に希望と勇気をもらってどんな状況の中でも生きようと努力したいと思いました。

    投稿日:2011/10/04

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    1
  • 子供の希望を破壊しないで

    • 風の秋桜さん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県
    • 男の子、男の子

    この絵本で描かれていた鉄条網は、人間の心の中の「差別」「嫉妬」「権力」なども表しているのだと思いました
    でもそれを破ることができるのも実は人間であると、しかも子供です
    子供は強い、どんなに絶望に打ちひしがれたとしても、また必ず立ち上がる
    そんな子供たちに大人はいったい何をしてきたのでしょうか・・・?
    自分が子供であったことを忘れ去り、未来の宝である子供を苦しめることばかり・・・
    ここで悪意の連鎖を断ち切る勇気を大人たちは、持ってもらいたい!
    そんなメッセージをこの絵本から強く受けました

    投稿日:2010/09/02

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    1
  • 希望のものがたり

    日本の子供たちへ
    みなさんは、戦争を知っていますか?作者はイギリスで第二次世界大戦の1941年3歳の時 家に爆弾が落とされた経験をしているのに驚きました。

    今日8月6日は広島に原爆が投下された日にこの本を読めたことに感動しました。
    今朝、二度と戦争を起こさないように願う人々が各国から集い、国連事務総長のパンキムン氏 米国から初めてルース駐日大使が参列され、テレビでもました。
    子供代表の6年生の男の子と女の子が、笑顔で暮らせる平和な社会をとしっかりとした声で訴えているのに感動しました

    この絵本は今でも戦争が続いている国のお話で胸が痛みました。
    しかし、少年は小さな緑の芽に水をあげてなんと それは ぶどうの木だったのです。子供たちは 嬉しそうに縄跳びしたりサッカーして遊んでいます。

      しかし・・・・鉄条網の向こうの兵隊たちが この幸せのぶどうの木を抜いてしまうのです

    ああ〜!(思わず声がでます)
    少年は悲しくて 悲しくて 胸が張り裂けそうでした。

    でも 鉄条網の向こうの女の子が また少年のように 水をやりぶどうの木が大きくなるのです!

    希望のものがたり

    平和を願う人々 希望をもって生きている姿はうつくしい!

     今日、私たちも声を上げて
    核兵器廃絶を願う署名を集めてきました。

    今日この本が読めたこと 絵本を書いてくださった作者 柳田邦男さんに感謝です!

    投稿日:2010/08/06

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    1
  • 訳者:柳田邦男さんの終わりの言葉を!

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子15歳、女の子10歳

    絵本はもちろん素敵でよかったです。
    でも、一番「そうだな〜。なるほどな〜」と感心したのは、訳者:柳田邦男さんの終わりの言葉でした。

    たぶん、この絵本は柳田さんが終わりの言葉に書いているようなことを描いて、訴えています。
    でも、その部分については、絵の中に文字の中にも「はっきりとは」訴えられていません。
    これは読み手一人ひとりが、読みながら、または読んだ後で、じっくり味わい、考える絵本なのかもしれません。
    鉄条網の囲いの中で、小さな芽を大事に育てていた少年は、小学校低学年くらいの背丈でしたので、読んであげるなら主人公と同じ年頃の子からでもいいかと思います。
    が、この絵本を読んでほしい年ごろとなると、小学校高学年から中高生ですね。

    投稿日:2010/04/26

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  • 平和ボケ日本人にお薦めです

    • しいら☆さん
    • 40代
    • ママ
    • 宮城県
    • 男の子18歳

    またリクエストしていた柳田さん訳の絵本が届きました。

    う〜ん、すごい!!
    言葉での感想はすぐには言えず
    また、最初からページをめくりました

    鉄条網で囲まれた中での暮らし・・・
    平和ボケの日本人には、想像でしかわからないように思います
    「戦争」ですら、の毎日の報道でどこか慣れ過ぎている部分もあり、自分には関係のない遠い所での出来事・・・のような

    白黒の瓦礫の中、白黒で描かれた少年と、対照的な緑の葉
    水もあきかんの雨水です
    水道水ではないのです

    鉄条網の向こう側は、きれいなビルが建っているし、黄緑色の自然もあります
    それなのに・・・

    カラフルな鳥や蝶、楽しそうな子ども達

    ところが、嫌な大人が出てくるのです
    怒りを覚えます

    それでも、少年は・・・

    是非、読んでみてください

    「未来を信じる」大切さにも、気付かされます
    柳田さん、ありがとうございます

    投稿日:2010/04/10

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    1
  • 柳田さん

    柳田邦男さんの邦訳作品だったのでこの絵本を選びました。作者の気持ちをひしひしと感じられる邦訳が素晴らしいと思いました。平和がどれほど大切な物かを再認識できる絵本でした。1つの希望を見つけたことで主人公の表情が生き生きと輝き変化していくのが良かったです。信じることの大切さ、素晴らしさを感じることの出来る絵本でした。

    投稿日:2010/03/23

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    1
  • 目に見える鉄条網だけど

    本の表から裏までが鉄条網が張り巡らされています。
    何処の国の話なのでしょうか? 鉄条網のこちら側は廃墟、向こう側には住居が見えています。そして、兵士がこちらを監視しています。
    前書きを見ると、平和へのメッセージがフォアマンさんの変わらぬテーマだとのこと。何処の国かを特定するよりも、鉄条網の意味と少年の育てた木の意味をしっかり掴めばよいのだと思います。
    廃墟の片隅で芽吹いた芽を少年は大切に育てます。育てた木はブドウ。ブドウは鉄条網に絡まり鉄条網を隠して少年たちの遊園地を作ってくれました。
    それを向こう側の兵士たちが引き抜いてしまう。
    兵士たちには、ブドウよりも鉄条網の方が意味があるのです。
    引き抜いて放り置かれた木から、新たな芽吹きがあります。今度は向こう側の少女が育て始めます。こちら側でも新たな芽が出てきて。
    両方の木が鉄条網で絡み合いました。平和への願い。それを子どもたちが育てたことにとても大きな意味を感じます。
    そして、もう一つの主役はブドウの根の生命力。引き抜かれても枯れることなく地中で根を張って再び芽吹いてきます。ブドウの力強さにも感銘しました。
    鉄条網など気にせず、互いの子どもたちが一緒になって丘を目指す最後のシーン。
    ここに兵士たちや大人がいないことも、子どもたちに託す未来を象徴させているようにおもいました。

    とても感銘深い絵本ですが、簡潔なストーリーの前後に作者のメッセージと、訳者のメッセージがこの絵本への思いを語っています。前書きのフォアマンさんの話は記述しましたが、後書きは訳者の柳田邦夫さんの思いが込められています。
    メッセージ性の強い絵本と柳田邦夫さんがそれを選んだという時点で、この本の意味がとても強いと思います。

    フォアマンさんの絵本を読んでいこうと思います。
    柳田邦夫さんの訳した本を辿っていくと、親として子どもたちに何を伝えれば良いのか、考える参考になると思います。柳田さんの訳本もお薦めです。

    投稿日:2009/12/24

    参考になりました
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    1
  • この緑が意味するもの・・・

    鉄条網によって隔てられ、自由に行き来できない場所。
    戦場のがれきの中で見つけ、少年がせっかく育てた緑も、
    兵士によって引き抜かれてしまう。。。

    でも、それだけで終わらない絵本です。
    サブタイトルは「希望のものがたり」。

    鉄条網を挟んだこちらでも、向こう側でも芽を出した緑。
    それは、まるで両側から手を出して握手するかのよう…
    そんな風に思いました。

    この緑が意味するものについて、考えさせられる一冊です。

    マイケル・フォアマンは、イギリスの片田舎に住むサッカー好きの若者が、
    戦争に巻き込まれていく物語『戦争ゲーム』という本も書いています。

    投稿日:2009/11/04

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