「おばけのトッカビと朝鮮人参」 みんなの声

息子が父親の病気を治したいと、朝鮮人参を求めて必死に崖を登るさまを見て、意地悪をつくすトッカビが、それまでもして苦難を乗り越えようとした息子の真意に心打たれます。
良いおばけに変わったトッカビですが、気まぐれだったのでしょうか。
人間味あふれるトッカビのキャラクターと、村上豊さんの軽妙な絵に、何となく心地よい作品でした。

韓国・朝鮮の民話です。おばけのトッカビは、意地悪で悪戯ものだが、病気のとうさんの為に、孝行息子が山に入って朝鮮人参がほしかった理由を知ると、今まで意地悪したことや悪戯したことを反省して、孝行息子の為に、そっと窓の外に朝鮮人参を置いていきました。そんな優しい、人情のあるトッカビに感動しました。絵も素敵な色彩で気に入りました。

韓国ドラマや映画が好きな私ですが、韓国の絵本は大好きな
『こいぬのうんち』のお話ぐらいしか馴染みがなく、
近い国なので、もっと韓国や朝鮮半島の絵本も知りたいと
思っていました。

おはなし会で、この絵本を最後に読んでもらいました。
小さい子は飽きてしまっていましたが、小学生は
最後まで聞いてくれました。

トッカビは、いたずら好きなおばけで、病気の父親のために
息子が朝鮮人参を採りに行くのを、邪魔したり意地悪したり…
でも息子の事情を知り、トッカビがあることをしてくれます。

トッカビの見た目は、面白くて笑ってしまいます。
怖くないおばけなので、３歳の息子も飽きては来ていましたが
怖がってはいませんでした。

おばけも色々いて、いたずらするけど優しいのもいるんだねと
娘も言っていました。

小学生向けのお話です。

絵本ナビさんでも、韓国・朝鮮の絵本の検索をしてみたら
たくさん出てきたので、読んでみたくなりました♪

韓国　朝鮮の民話　隣の国の心にふれたい　そういう思いで松谷みよ子さんたちで作られた絵本の一つです。

水谷さんのお話に　村上さんの絵がピッタリでいいお話です。

お父さんの病気を治すために息子はどうしたらいいか分からなかったところ　夢に　しろひげの　じいさんが　「うらやまの　滝のそばに　朝鮮人参があるので　煎じて飲ませると　父親の病気がなおる。」

息子は　父親の病気を治したい一心で崖をよじ登っていったんです
これをみていた　おばけのトッカビ

いたずら好きなんですね　トッカビは　どんぐりの雨降らせたり
へび　はちを出して　いたずらする　　

諦めずにがんばった息子もとうとう　「とうさん　ごめん。　だめだった」と泣いてあやまるのです。

悲しかったでしょう！　

ところが　いたずらものの　トッカビは、この涙を見て　なんと　朝鮮人参をとりにいってあげるのです（優しかったんだ）

父親と息子はやまのかみにお礼を言うのですが・・・・
トッカビにお礼言わないとね！

ああ〜トッカビは　いいとこあるんだ　
優しい心を持っていたんだね！
朝鮮民話の　心が　優しく伝わりました。

なかなか　いいお話でした（トッカビの顔が　おもしろい！）