月がくれたきんかなかなかよいと思う みんなの声

月がくれたきんか 作:ルッサルト
絵:ヨゼフ・ウィルコン
訳:いずみ ちほこ
出版社:らんか社
税込価格:\1,650
発行日:1988年
ISBN:9784915632280
評価スコア 4.39
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みんなの声 総数 17
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  • 月のおくりもの

    貧乏なミロと金持ちのルド。
    ミロは自分の境遇を受け入れ、ルドの嫌がらせにも、従順に従っています。
    ルドはミロがやっと稼いだ金を、騙して巻き上げてしまいます。
    でも、ルドの嫌がらせを月が見ていたのですね。
    月がくれた金貨のごほうび。
    ルドは理由もなくミロと同じく金貨を得ようと思いましたが、月はそう簡単にごほうびをくれるわけはありません。
    なんだか、しみじみとした絵が話の雰囲気を盛り上げていました。

    投稿日:2013/11/13

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  • 善人・悪人

    表紙の絵の美しさに惹かれました。
    本の中に、もう一つの世界があるようです。

    お話は、金持ちのルドが貧乏のミロからお金を借りることから始まります。
    ルドは返すつもりもなく、ミロに大きな鏡を渡しますが、それは不思議な鏡で、ミロは金貨を手にすることができました。

    日本の昔話にも、意地悪な金持ちと善人の貧乏人が登場するということがありますが、よく似たお話です。
    善人を裏切らないラストなので、安心して読めました。

    投稿日:2011/10/03

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  • 奇跡

    初めからミロはルドの嘘を感じていたのではないでしょうか。
    それでも目の前で困っている人を見捨てて、自分の馬を買うことが
    できない、そんなミロだからこそ奇跡が起きたのだと思いました。
    他人の幸せを素直に喜べない人間という生き物の哀しさも感じます。

    投稿日:2010/07/02

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  • おつきさまが 優しくて 惹かれて読みました。

    お話はお金持ちの ルド 貧乏で 心優しい ミロの話です。

    ミロには夢があって 何年かかかって ためた 金貨で白い馬を買って
    畑を駆け回るんだ。

    金持ちのルドは ねたみ心で ミロをだましてお金を貸してもらうのですが・・・・・

    ルドは とても 汚い姿をしていて  ミロは とてもお金持ちのような姿をしているのが、 なんとも不思議に思えました。

    お金を貯め込んでも  人間は 決して幸せではないんですよね。


    心優しいミロは、

    月のきんかを手に入れて  念願の 白い馬を飼うのです!

    一方 ルドは、自分でかがみを こなごなに砕いて 消えてなくなるのです。

    だました 罰でしょうかね・・・・・

    お月様は ちゃんと お見通しのようです。

    本当に 幸せとは何か 考えさせられますよね。

    一番印象に残った絵は、ルドが暗い夜に、鏡に映った自分の顔を見ている絵です。

    投稿日:2009/09/18

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  • ルドの手口があくどい

    貧乏なミロがせっせとためたお金をだましとる金持ちのルドの手口があくどいと思いました。

    お金持ちなのに、人の幸せを喜べないのは、悲しいですね。

    ミロが、貧しい人たちにもお金をわけてあげるという気持ちにほろりとしました。

    絵がとても幻想的で印象に残ります。

    正しい行い、人をねたまない、いじわるをしないなど、いろいろと思うところのある本だと思います。

    投稿日:2009/05/01

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  • お月様は見ている

    • PDさん
    • 30代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子8歳

    お話の内容は、善良で正直な民は最後には幸せを得るという、絵本では王道の内容です。
    なのでちょっと大きいお子さんには物足りないかも。

    だけどすべての文章がウィルコンの美しい絵を彩る美しい音楽のように響いてきます。
    この絵があって、この文章が生きてくる、まさにそんな絵本です。
    月はなにも語らない、だけどじっと見守ってくれているのです。
    そういう母でありたいと思ってしまいました。

    投稿日:2008/05/19

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  • 月明かりが金貨に

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子13歳、男の子10歳

    なんとも寓話に満ちたおはなしです。
    金持ちのルドと貧乏なミロ。
    ルドはミロが大切に貯めた銀貨をうまく言いくるめて巻き上げ、
    作り話の月の金貨で返済するというのです。
    ところが、本当に月の金貨を手に入れたミロ。
    月の金貨の作り方もなかなか素敵です。
    幻想的な絵がおはなしとハーモニーを奏でます。
    誠実であることの大切さを教えてくれますね。
    月の金貨を手に入れても、ミロは堅実です。
    そんなミロに、拍手!

    投稿日:2006/09/12

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  • お金持ちでずる賢いルドと貧乏だけれど正直で真面目なミロ。
    月の金貨って?月はどうしたら金貨をくれるの?そんなお話本当にあるの?
    騙す方と騙される方、ずる賢い者と正直者はどっちが救われるのでしょうか?
    最後まで見逃せないドキドキのお話です(o^_^o)
    お子様の心の成長を促す作品でもございますので、読み聞かせにもお薦め♪
    ありそうで無かった内容のお話でございました(o^_^o)

    投稿日:2006/07/31

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  • 幻想的な月と金貨

    金持ちの「ルド」の隣に貧乏な「ミロ」が住んでいました。ミロは何年かかかって貯めた銀貨7枚で白い馬を購入しようとします。「ルド」にそのことを話すと、「ルド」は面白くありません。そこで「ルド」はお金がないと嘘をつき、ミロから銀貨7枚を借ります。返却する変わりに鏡を渡します。それに月をうつすと月の金貨をもらえるといわれます。
    そして・・・。

    正直者は幸福へ、悪いものは不幸へ。お話は日本にも似た昔話がありますが、月と金貨という設定が幻想的で良いと思います。娘はお月さまの絵に興味を持っていました。大人も楽しめる本です。

    投稿日:2003/10/04

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