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アイウエ王とカキクケ公」 みんなの声

アイウエ王とカキクケ公 作:武井武雄
絵:三芳悌吉
出版社:童心社 童心社の特集ページがあります!
税込価格:\1,870
発行日:1982年
ISBN:9784494012206
評価スコア 4.58
評価ランキング 5,490
みんなの声 総数 18
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18件見つかりました

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  • レトロ時代のすごさ

    五十音で作った物語。多少苦しさを感じたけれど、まとめ上げがうまい。
    アイウエ王とカキクケ公の戦い。
    息子自身が小学校で下級生クラスのクラスで読み聞かせをしたそうな。

    で、絵に何か懐かしい感じがしてよく見ると、ストーリーの前後の劇場風景。楽団がいて、客席の女性の髪形…。これは活弁の世界だ。
    この絵本は、昔懐かしい活劇の世界。
    と、思った時にこの絵本のすごさを見つけました。
    原案の武井武雄さん、文と絵の三芳悌吉さん共に明治生まれ。
    原案はなんと大正時代に書かれた童話とのこと。
    それを基に活動写真の記憶の中に取り込んで三芳さんが作品にしたのが本人七十歳。

    それを考えると、なんと素晴らしい作品ではないでしょうか。
    言葉遊びと、活劇のコラボレーション。どちらも子どもの通り道。
    子どもが楽しんでくれるのだから、中途半端な評価はいけないと思いました。
    現代絵本の味わいとはまた別の、芯の通ったものを感じます。

    この本が出た翌年に武井さんは亡くなりました。
    この作品を目にしてホッとしたのでしょうか。

    渋いながらも、これからにつながる名作だと思います。
    なにせアイウエオはなくなることのない、子どもたちの必須アイテムですから。

    投稿日:2009/07/24

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    3
  • ぜひ札を作って…

    • あみむさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 男の子11歳

    市内の小学校への、読み聞かせ隊に所属しています。
    6年生への朝の読書タイムでの読み聞かせの一冊に、こちらを選びました。

    50音をもじった言葉遊びというと、なんだか幼い印象ですけど、これはきちんと物語になっていて、とても面白い!
    最初に読んだときは、大笑いしながら読みました。

    息子も主人も気に入って、これに決定したんですが、「マミムメ猛」とか、5文字目の漢字を見てこその面白さなので、「札を作ったほうがわかりやすいよ」と息子の提案。
    巻紙のようなイラストの紙に「アイウエ王」などと、50音をもじった言葉を一枚ずつプリントしました。
    新しい言葉が出るたびに見せながら読みました。
    これがよかったみたい!この本を大人数に読み聞かせするなら、札を作るのがおすすめです。

    読んでいくうちに、「次は〜じゃない?」って、そこここで聞こえ、
    言葉が出るたびに笑いが起こり、読んでてすっごく楽しかったです。

    最初のページで幕があがり、最後は幕がおり…上質な舞台や映画を見ているような作り。
    外国の昔の絵本かしら?というようなイラストも素敵です。

    投稿日:2011/12/26

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    2
  • 舌を巻く面白さです!

    • ムスカンさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子10歳、女の子6歳

    11歳の息子と読みました。

    6歳の娘も参加してきたけど、
    これは11歳の方にしか分からない面白さ!

    アイウエ王にカキクケ公。
    この「公」というのが、まず6歳には、無理ね。

    続いて、サシスセ僧に、タチツテ塔に・・・
    と、これ以上紹介するとネタバレになっちゃうのだけれど、
    とにかくよくこんなに50音と名詞とストーリーを
    うまあくリンクさせたなぁと、舌を巻く面白さです。
    こういう絵本大好き!!!

    ストーリー、文章だけでなく、
    絵もとっても素敵!というか、もう、細かい!
    カキクケ公国の人たちがアイウエ王国に侵略してきて
    暴挙の限りを尽くすシーンは、
    もう一人ひとりの人生ドラマがこのページから読みとれそうなくらい、
    一つひとつ、ひとりひとりが丁寧に描かれていて、
    す ご い! の一言。

    この細かさは最後にも面白い形で表れています。

    この絵本はもうぜひ小学生高学年と親御さんに
    声を大にしてお薦めしたい一冊です!

    投稿日:2017/09/08

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    1
  • ホフマンっぽい絵です

    絵はフェリクス・ホフマンの作風に似ています。おはなしは、優しい王、賢い王が、心の醜い隣の王に攻められ、国民が仕返しをするという、お話です。
    随所、随所に、あいうえ王、かきくけ王、なにぬね野、はひふへ法など、ことば遊びの要素があります。
    落ち着きのある、美しい絵本だと思いました。

    投稿日:2019/05/17

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    0
  • 洋書のような

    • かがやきさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子10歳、男の子7歳

    アイウエ王とカキクケ公の戦いの物語。
    次は、さしすせそ?
    いったいどんな展開になるのか、
    ワクワクしながら読みました。

    無理がある?とも思いましたが、
    何ともはまっていてスゴイ!!

    異国の街並や、人々の装いなど、
    洋書のにおいがプンプン〜。

    しかし”あいうえお”は日本の言葉。
    素敵なミスマッチ?!

    結末まできっちり。
    六年生になるお兄ちゃんは、読み終えてニンマリしていました。
    その表情が、この絵本を物語っている!
    納得できました。

    読み聞かせに読んでみたいと思いました。

    投稿日:2011/04/05

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  • 面白い言葉あそび

    タイトルに惹かれて図書館で借りたのですが
    なかなか面白かったです。
    50音を文字って言葉遊びをしながらお話は展開してゆくのですが
    アイウエ王、カキクケ公、サシスセ僧、タチツテ塔・・・・など
    巧く文字っているようなそうでないようなネーミングに笑いつつ
    お話はしっかりしているので
    ページをめくるのがとても楽しいお話でした。
    50音のしめくくり「ん」もすごく面白く使われていてなるほどと思いました。
    最近外国語に興味がある娘も面白そうにしていました。

    投稿日:2011/01/24

    参考になりました
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    0
  • 子供と一緒に楽しい絵本の時間

    • ハンガラムさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子18歳、女の子10歳

    言葉遊びがとても楽しいです。「サシスセ僧」など、文字や絵を見ないとピンとこない言葉もあるので、ある程度の年齢の子供と一緒にくっつきながら楽しむのがいいかもしれません。
    中世の雰囲気が良く出ている絵もなかなか素敵だと思います。
    あとがきまでしっかり読むと、最初と最後の頁の意味がわかります。

    投稿日:2010/02/19

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  • 無声映画で聞いてみたいな〜

    アイウエオ カキクケコ 文字を使ってお話を展開して、しかも絵が良いんです。

    アイウエ王国の町の様子 暮らしぶりが実に平和で、子供たちが縄跳びしていたり、絵を見ているだけで楽しくなるんです。
    ノルマン征服の物語も、展開されていて、カキクケ公国の戦争好きな人間の顔が悪者の顔なんです。

    無声映画ならどんな風に語られるのか 興味がありますね!

    サシスセ僧は、動物たちにも慕われ、かえるや 小鳥や ちょうまで 丁寧に描かれていて、平和な人間の顔は、優しいんです。

    マミムメ猛の相手をやっつける知恵を、サシスセ僧に聞きみんなで ヤイユエ夜計画なんて 笑えてきました。

    作者のテーマは戦争のない平和な国で完 締めくくっていて、又平和な子供たちの遊ぶ様子が、描かれて 腕相撲している大人がいて ホッとしますね。

    お話の展開もリズミカルで やっぱり 昔の語りを聞いている人の様子が描かれているのを見ると、ますます 語りを タイムスリップして 聞いてみたくなりました。


    楽しい絵本でした。

    こんど 2年生のお話会で読んであげようと思います。

    子供たちは どんな反応してくれるでしょう?

    投稿日:2009/12/29

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  • 日本語のごろ合わせの妙と懐かしい画風

    小学4年生のクラス30人ほどの読み聞かせで読みました。古風な気もする正統的な絵が魅力で手にとりました。「あいうえお」の語呂合わせで展開する、アイウエ王国とカキクケ公国との戦いの物語です。戦いと言っても、「マミムメ猛」という猛獣型の戦車や、「ハヒフヘ法」という戦法(?)が出てくるなど、懐かしい感じの語呂合わせが笑わせます。語呂合わせそのものは、1、2年生向きかも知れません。

    投稿日:2009/12/14

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  • 変化球で楽しみました

    舌をかみそうでした(笑)
    僧や猛や法といった言葉がわからない娘には、この遊びがちょーっと通じにくかったようですが、絵と共に説明を加え楽しみました。
    私は素直に言葉遊びが楽しかったのですが、補足説明がなければ理解できなかった娘には挿絵の細かさが楽しかったようです。

    平和な時と戦争時と、同じ町の広場が描かれています。
    その明暗の違いや、略奪や拷問(?)など見慣れないことをしている人を指差しては「なにしてるの?」との問いに、思いがけず恐怖感だけを与えることなく戦争について語ることができました。
    さりげなく淡い色彩で、でもちゃんと描かれているのが良いですね。絵巻気分。
    朝もジ〜ッと眺めていましたよ。
    今流行の歴史ファンタジー幼児編みたいでした。

    投稿日:2008/11/14

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