漢字に興味が出てくる頃から、小学1〜2年生にオススメの絵本です。
とはいえ、単なる漢字が羅列された本ではなく、ストーリー仕立てになっているので、漢字バッチリになった年齢の子でも楽しく読むことが出来ます。
子どもが一番目にしやすく、興味があるのが自分の名前。
苗字の中でも特に多く使われる「田」に焦点を絞り、その中から「十」が逃げ出すという発想が面白かったです。
「十くん」を探して、漢字探検団が結成されます。
山や川、森や林を探しながら、探検団と一緒に漢字の成り立ちを学んでいきます。
いかにも勉強といった感じではなく、絵本を読みながら自然と理解できるところがいいです。
ページの隅に、小さく象形文字の成り立ちが書かれてあるのもいいですね。
イラストも、スッキリして見やすく、色遣いもカラフルで好感が持てます。
巻末の書き順表も、面白い絵文字で描かれてあって、楽しく漢字の書き順が覚えられそうでいいなと思いました。