モノクロの中に浮かび上がるうさぎの親子がカラーの表紙は、少し夜の怖さもあり、目をひきます。
うさぎの子にとっては、きっと夜のこの時間は眠りにつく静寂の時間なのでしょう。お母さんの背中におんぶされていて、眠い中、母の背中からうつらうつらしながらうっすらと見える夜の世界の雰囲気が絵からも、文字からも伝わってきます。
この絵本読んでいたら、なんだか眠たくなりそうです。
色の使い方が絶妙で、部屋の灯りなどをあらわしている光の色合いと夜をあらわしている黒のコントラストがあまりにも美しくて見とれてしまいました。