赤信号をえいっと赤にする技は、私と夫がよく子供達に見せている魔法です。
息子はいつも羨望の眼差しで見てくれるので、大人気なく鼻高々になっていたのですが、この絵本に出てくるお父さんは何だかドジばかりしていて、ちょっと危なげな雰囲気。
このままでは息子が魔法のタネに気づいてしまうかも…とハラハラしながら読んでいたのですが、全て読み終わった後に息子が言った一言は「くま君のお父さんってすごいねぇ」でした。まだまだ純粋な息子にホッ。
どうやらくま君はお父さんの魔法の秘密に気づいてしまったようですが、最後に自分もとっておきの魔法を見せてくれます。
こういった何気ない親子のやりとりを、大人になった時に懐かしく思い出したりするのでしょうね。