むかし、 あめやがありました。 このみせのじまんの くろあめは ひとつぶ しゃぶっただけで いのちが 1ねんのびると うわさされていました。
こんなはじまりのお話です
さねとうさんの ことばが きれいで 擬音がおもしろくて
井上ようすけさんの絵が 怖〜い暗い雰囲気です
飴を買いに来る女の人とあめやの主人の会話が、いいのです
七晩つづけて 雨の日も 風が吹いても買いに来る女の人
あるときお金が亡くなったのですが あめやさんはあげるのです
この優しさ 人情とはこういうものでしょうか
ところが この女の人がどこへ帰るのか 後をつけたのです
このあたりから 怖くなるのです
そして この女の人は お墓の下で赤ん坊にあめを食べさせていたのです
母親の子供への愛情の深さに 涙がでてきそうなお話です・・・
赤ん坊はいきていて、お寺の和尚様に育てられたと有ります。ハッピーエンドでよかった!
怖〜いお話ですが、惹かれるおはなしでした(怖いお話、してと学童の子供たちからリクエストされることがあるのです。)
今度 語りで 「こそだてゆうれいを」をして下さるのですが
語りで聞くともっと 想像して 深く心に響くようにおもえます
楽しみです!(わたしも 覚えて語りたいお話です)