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さよなら ママがおばけになっちゃった!よいと思わない みんなの声

さよなら ママがおばけになっちゃった! 作:のぶみ
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:2016年07月14日
ISBN:9784061332942
評価スコア 2.22
評価ランキング 205,244
みんなの声 総数 17
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よいと思わない みんなの声から

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  • 二匹目のどじょう狙い

    第1作目で感じた違和感をやはり感じてしまいます。

    絵本ナビのインタビュー記事も読みましたが、1作目で指摘された矛盾点を、なんとか取り繕うとしているとしか思えません。

    父親不在の指摘をかんたろうが描く似顔絵の「パパ」で、父親はいるとアピールしたりしているのが、苦し紛れの言い訳に聞こえて来ます。

    第1作が32万部という絵本としては異例の売れ行きだったのですが、どんなに著者が「命」の大切さを訴えた本で、命を軽視したわけではないと言っていても、そこには真剣さが感じられません。

    ほかのインタビューで、著者は「母親の存在を当たり前と思って感謝しない子どもにビンタをはる目的で描いた」、つまり母親の存在の大切さを知らせるために子どもたちに「ママが死んでしまうこともあるんだぞ!ママを大事にしろ」ということを伝えたかったと述べています。

    母親の存在のありがたさを伝えるのに、わざわざ子どもが辛いと思う「母親の死」を使わなくても、伝えている絵本はほかにもたくさんあります。

    また葬儀の様子を描いていますが、まったく別人の遺影をそのまま使うことは、現実の世界ではありえないことで、それをユーモアだいうことはできません。あまりに軽率で、ここにも「死」への軽視を感じます。

    子どもも真実かどうかを見分ける力を持っています。こんなこどもだましの絵本を手渡す必要はないと思います。

    投稿日:2016/08/12

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    28
  • やっぱり不快

    なぜ続編が出たのか・・・。
    前作が売れたから?
    人生の中で一番嫌いなシリーズです。

    先日、6才、2才、8ヶ月の子供達のママさんが亡くなりました。
    いつも元気で周りを笑顔にさせてくれるお母さん。
    そんなママさんが、風邪と嘔吐下痢を併発して数時間後には息をひきとりました。
    言葉は悪いかもしれませんが、本当にあっけなく・・・。
    6才の娘さんにすれば、朝笑顔で幼稚園に見送ってくれた母親が夜には冷たくなっていたのです。
    お葬式で娘さんは無表情でしたが、棺に近寄った時にたまらず泣き出しました。
    下の子供達には何が起こっているかも分からないのでしょう。

    子供にとって母親の死とは本当に辛いものです。
    こんな絵本で母親の愛情や大切さを語ってほしくない。

    普段さまざまな絵本を読んでいる方がここに集まり、マスコミや週刊誌に踊らされずに自分自身の感想で評価をするからこそ、このサイトではこのシリーズの評価が低いのだと思います。

    絵本で子供に伝えたいことがあっても、それは押し付けるものではなく、読んだ子供自身が自分で感じ取るものだと思います。

    投稿日:2016/11/08

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    25
  • やっぱり受け付けない

    偶然本屋で見つけて、息子がこの作者さんのしんかんくんなどに以前ハマったこともあったからか、読んでいました。さらっと読んで、他の本を物色していたので、息子的には特に欲しい本にはならなかったようです。
    私は、前作からの苦手意識もあり、やはり今作も無理でした。身近な人の死がテーマなのに、前半に笑いどころを持ってこようとしている部分や、後半は綺麗事だらけでまとめている部分が受け付けられませんでした。

    投稿日:2016/07/17

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    23
  • なぜこの絵本がシリーズになるのかわかりません

    このシリーズはネットでもテレビでもよく取り上げられていて、書店でも一番目に付くところに置いてありました。前作の時から私は、たくさんの肯定的なレビューがある中で、この絵本がどうしても理解できず、違和感を感じたことをレビューにも記載しました。
    やはり、今回も私はこの絵本は良いと思えませんでした。
    死と向き合うというテーマが悪いとは言いません。小さな頃から飼っている虫や動物が死んでしまったりという死は身近でも経験する可能性の高い死ですが、愛する家族との別れを経験するという想定は、まだ幼少期の子どもには重いテーマに感じられます。

    しかも、最愛のママと死別したのに、遺影の写真やカブトムシのあたりなど、笑いを誘うようなストーリー展開は特に違和感があります。
    何も死を理解していない子どもが読み聞かせられたら、笑いますよね?もし、わが子がこのシーンで笑ったら、複雑です。

    のぶみさんの独特の感性ですので私が良くないというのはおかしな話ですが、やはり、これがシリーズで2作目まで出るというのがわかりません。
    この本を書こうと思った経緯があとがきに載っていると納得できるのになーと思っています。

    最新作のスマホの絵本も、同じ感想を抱きました。

    のぶみさんは対象年齢は何歳くらいに思われて書かれたのかが知りたいです。

    投稿日:2016/09/03

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    20
  • 5才の子と読みましたが

    親戚の子が読んでほしいと言うので、
    「ママがおばけになっちゃう話だよ。悲しくなっちゃうと思うよ」
    と伝えた上で読みましたが、
    途中から表情が硬くなり、読んでいる私も辛くなり、止めました。

    やはり、「親の死」をテーマにした絵本を出版するのはどうなのかと 疑問に感じてしまいます。
    作者ののぶみさんの伝えたいことは、ご本人のインタビューなどを読んで理解しましたが
    こどもに絵本で伝えるのは酷というか、
    大事なママを失うという、こわい気持ちだけが残ってしまって、
    肝心な部分は伝わらないのではと思ってしまいました。

    投稿日:2016/09/07

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    18
  • だれのための絵本?

    正直な感想として、誰のための絵本かな?と思いました。
    母をなくした幼い子のため?
    これを読んで励まされるのでしょうか?

    母親の死というテーマを絵本にしてはいけないとは思いませんが、そんな深いテーマを扱うのには、それなりの丁寧な描写や、表現であってほしいと思います。

    投稿日:2017/10/16

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    9
  • 作者は、インタビューで、
    「子どもはママが死んでしまうというということだけでも、すごくショックだし、怖いし、考えたくない。だから、そのマイナスを中和させるには、前半部分は楽しく、笑いの要素を入れなければ、子どもたちが読んでくれないと思いました。」
    と仰っていますが、ギャグで死の恐怖、重さを中和できるとは思えないんです。

    大切な人を亡くす体験は、人生を変えてしまう衝撃だと思うのは私だけでしょうか。亡くなった人と過ごした日々は、二度と戻ってきませんから。
    大事な人のいない世界で、自分は生きていく。
    「ああ、人って、死ぬんだ」と思いました。アニメの、やわらかく表現された殺人現場の絵に自分でもびっくりするほど動揺したり、混乱する心を抱えて、最低限の生活リズムを保とうと努力するだけで、本当に消耗してしまいます。
    絵本の中で、主人公が「ママと はなれたく ないから、ひとりで なんにも できない こに なってやる!!」と言うけれど、子供が、この局面で、それほど明確に自分の苦しみを表現できるものでしょうか。場合によっては大人ですら難しいのに。表情や行動から、大人が汲み取っていく種類のものに思えます。
    親を失った直後に、トイレやお風呂を一人でがんばった、というのも違和感があります。こんな時にそんなこと、やらせる必要はない、それどころじゃない。

    たいていの人は、時間がたてば笑えるようになるけれど、人生を見る目は永遠に変わってしまいます。
    昨日から続く道を、今日もてくてく歩いていたら、あったはずの地面がいきなり無くて、足を踏み外すような、はっ とする感じ。
    明日も、明後日も続くと思っていた道は、あの瞬間までしか存在しなかった、もう少し先まで続いているように見えたのは、ただの幻だったんだ、と思う苦々しさ。
    どんな切実な願いも、努力も、亡くなった人は生き返らない、という現実に対しては何の力も無いというのに、軽いノリのギャグが入り込む余地なんて、ないと思います。
    他人の遺影を使うなんて・・・ママじゃないみたいにきれいって・・・・自分がよく知っている、その人らしさがうかがえる写真を使いたいと思うのが人情ですよ。

    死を軽視することは、亡くなった人と残された人との、絆や愛を軽視する事なのだ、とつくづく思いました。

    投稿日:2019/09/04

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    2

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