古狸の だいごろうは 一人で住んでおりましたから 自分は人を化かすためにいるのだと思いこんでいました
一人の泣いている男の子との出会いから・・・・
はじめは つちまんじゅうをつくり 男の子がおいしそうに食べるのをみて笑いましたが、 男の子に虹がほしいと言われて 100円で売ってやるというのです
男の子は 本当に虹がほしくて お母さんのお手伝いをしてもらった5円を持ってくるのです
毎日毎日 5円を持ってくる男の子 そして100円になるまで20回持ってきたのです
男の子は 虹を100円で買えると信じ込んでいたのですね
だいごろうは うそを言うのです 夜に虹が出ると
男の子は友達から馬鹿にされるのですが・・・・・
だいごろうは 男の子の信じる心に動かされて
月夜の晩に 自分が虹になるのです
友達をつれてやって来た男の子の前できれいな 虹になるだいごろうでした。(人を化かすのではなくて喜ばせることができた だいごろうです)
男の子のお父さんから教えてもらった 「やくそくはまもるもんだぞ」
この言葉の重みを感じます 男の子の純真な心に じーんときました