『STELLA LOUELLA’S RUNAWAY BOOK』が原題。
このニュアンスも味わいたいものです。
主人公のステラが図書館から借りた本が、返却期限当日、見当たらないのです。
さあ、約束の5時までに探し出すことができるでしょうか、というハプニングストーリー。
目撃者はたくさんいるのに、本はどうやら次から次へといろいろな人の手に渡っている様子。
その目撃情報および本のコメントが面白いです。
本を訪ねて三千里、の様相です。
しかも、途中の証言者たちも、一緒に探してくれているので、
事は大きく増幅します。
結末は何とも見事ですが、やはり、細部に描かれたサブストーリーにも注目。
ステラの探していた本の題名は?
表紙のぼんやりとした絵、および、証言者たちのコメントから、
『三びきのくま』かと類推したのですが、唯一、警官のコメントが照合しません。
かくして、私の探究は迷宮入り(涙)でした・・・。
ともあれ、本に夢中なステラの姿に嬉しくなりました。