シノダ!シリーズ11巻が、とうとう出ました。
今回も信田家の子どもたちを振り回すのは、ママの弟夜叉丸おじさんでした。
どこからが夢で、どこまでが現実なのか、
出だしのシーンからワクワクドキドキさせる物語の展開で、
さすが富安さんだなぁと、感心しながら読みました。
今回のおはなしのベースにはどこかの地方に伝わる伝説(この伝説も富安さんお創作なのかもせれませんが)や、有名どころの昔話(「ヘンゼルとグレーテル」や「赤ずきんちゃん」、「花さかじいさん」など)や絵本がふんだんに織り込まれていて、本好きの子どもたちにならあっという間に虜になってしまいそうです。
もちろん、あまり本に親しんでいない子どもたちが読んでも、このきょうだいの楽しいやり取りを聞いているうちに、いつの間にか引き込まれしまうのではないでしょうか。
個人的には、ちょっと能天気、でお調子者の信田家の長男タクミが毎回どんなアクションを起こしてくれるのか、楽しみにしています。