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わたしのいもうと自信を持っておすすめしたい みんなの声

わたしのいもうと 作:松谷 みよ子
絵:味戸 ケイコ
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:1987年12月
ISBN:9784034380505
評価スコア 4.78
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みんなの声 総数 78
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67件見つかりました

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  • 一人じゃない事を知って欲しい!

    • ちょし★さん
    • 30代
    • ママ
    • 熊本県
    • 男の子10歳、男の子9歳、男の子8歳

    「いじめ根絶月間」というものがあるようで・・・。それに合わせて、小学4年生の朝の読み聞かせで使用しました。

    雨降りでどんよりしている雰囲気の中、ますます空気が重くなるようなこの絵本。4年生ともなると、読み聞かせの反応もシビアな時があるので、ちょっと怖かったんですけど・・。
    そんな心配は必要なかったかな?と思う位、子供たちは真剣に聞いてくれました。

    初版された年がいつか確認するの忘れてしまいましたが、「レコード」という表現からも、すこし前の時代の絵本でしょうか・・。

    いじめはもちろん 良くない事。
    してはいけない事なのが当然なのは、昔も今も同じです。
    でも、出版された当初と今では、読み取れる事・子供たちに より伝えたい部分が少し変わってきているんじゃないかなぁ、と感じました。

    例えば、およそ20年前、中学生だった私がもしこの絵本を読んだとしたら
    「いじめられる人の苦しみを考えよう。いじめはしてはいけない。いじめはやめよう」と、その程度の感想にとどまったと思います。
    買い与える・読み聞かせる側の大人たちも、「いじめをやめましょう」という攻撃する側へのメッセージの方が強かったのでは・・?

    しかし現在、母である35歳の私がこの絵本を読み聞かせる時に、子供たちに一番伝えたかったのは、「この絵本の少女のように、死なないで」という事でした。
    攻撃される側への「いじめられても 死なないで」だったのです。

    いじめる子供たちに対してだけ読むのではなく、いじめられている側の子供にこそ読んで欲しい。そう思いました。

    世界は広いです。いじめて来る子たちだけが全てじゃないんです。必ずどこかに友達はいるから、どうかすべてに背を向けて心を閉ざして死んだりしないで欲しい・・。読み聞かせをおえたあと、子供たちにそう言葉を添えました。

    どんな形ででも、子供たちの心に残って、忘れてほしくない作品です。

    投稿日:2008/06/21

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    5
  • 真剣でした。

    • 斑尾さん
    • 30代
    • ママ
    • 宮城県

    小学校の朝の読み聞かせで読みました。

    クラスでいじめがあると子供に聞き、この本で子供たちがいじめについて考えてほしいと思い、この本を選びました。

    はじめは、「いもうと」がいじめられている様子が書かれています。いじめがエスカレートしていったとき、「ひどい!!」と子供たちが話し始めました。

    「いもうと」がいじめにより心を閉ざして、食べ物をうけつけなくなり、いのちがもたないとお医者さんに言われます。母親の看護でいのちは取り留めますが、心は閉ざしたまま。そして、時は過ぎて、小学校4年生だった「いもうと」は、高校生の歳になります。
    子供たちは、「いもうと」がいのちを取り留め、安堵した表情でした。

    ところが、次のページの〜ある日いもうとはひっそりとしにました〜の文に「えっ!!」とびっくりしていました。そして、最後の〜わたしをいじめたひとたちは、もうわたしを、わすれてしまったでしょうね。あそびたかったのに、べんきょうしたかったのに〜という「いもうと」の言葉に、子供たちはまっすぐと真剣な顔で本を見つめていました。教室の空気が緊張で張りつめたように感じました。
    いつもは、笑顔でふざけたりしている子供たちの、見たこともない真剣な顔でした。
    子供たちの心に届く、1冊だと思います。

    投稿日:2011/11/21

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    3
  • いじめ、みんなで考えたい

    • らぶえるさん
    • 40代
    • ママ
    • 福岡県
    • 男の子20歳、男の子15歳、女の子13歳

    松谷みよ子さんに、いじめで亡くなった妹のことを知ってほしい
    とお姉さんがあてた手紙を元にして描かれた絵本。
    実話です。実話というだけで説得力があります。
    主人公である妹がいじめで学校に行けなくなり、亡くなるという内容の話。

    この絵本をクラスで読むときは、
    「このクラスにも必ずいじめはあるはずです。」
    と前置きしてから読みます。
    いじめを自覚している子は、私の顔をまともに見ることが出来ません。
    その子にも良心があるからです。
    この本は、いじめている側の良心に訴えるために読んでいます。
    当事者でない人も、この本を読んでやりきれない気持ちになるでしょう。
    読んだ人ががそういう気持ちになることに意味があると思います。

    自分より弱いものをいじめる。自分と同じでないものをゆるさない。
    そんな差別が戦争へつながっているのではないかと松谷さんは
    あとがきで語っています。

    投稿日:2012/03/24

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    2
  • 必読!

    • きらきら虫さん
    • 40代
    • ママ
    • 茨城県
    • 女の子16歳、男の子13歳

    衝撃的な本です。

    実話で、しかもこの本が出て何十年もたってもいまだに同じことが起こっています。

    あまりに重いテーマで、朝の読み聞かせに向くとは思えないし。

    学校で、必ず全員が読む機会を持つべきと思います。

    読んでも何も思わない、なんてことがありませんように・・・

    投稿日:2010/11/15

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    2
  • いじめのきっかけ。

    • 蒼良さん
    • 20代
    • せんせい
    • 兵庫県

    松谷みよ子さんの絵本なので・・・
    と思っていたら予想以上に重い内容だったので
    読み終えた後なかなか自分の中で消化できず
    重苦しい気持ちになってしまいました。

    それでも、いじめのきっかけって
    本当に些細なことなんですよね。
    だからこそ、
    いじめている側には罪悪感がない。
    悪いことをしている意識がないからこそ
    平気で人を傷つけてしまえる。

    相手がどんなに苦しい思いをしているのか
    相手の立場になって考えてみる、想像してみる
    そういう力も養われていないのかもしれないけれど。


    いじめた子たちは
    中学生になって
    セーラーふくで かよいます
    ふざけっこしながら
    かばんを ふりまわしながら


    すごく苦しんでいる人をよそに
    楽しそうに過ごしている加害者を思うと
    憤りを覚えてしまいます。
    きっと、当事者やその家族にとっては
    僕の想像をはるかに超えるものなんだろうと思います。

    最後のページの

    わたしを いじめたひとたちは
    もう わたしを
    わすれてしまったでしょうね

    あそびたかったのに
    べんきょうしたかったのに

    この言葉がとても深く胸に残りました。
    人一人の人生を狂わせるようなことをしておきながら
    そんなことさえ忘れてしまっているなんて・・・。
    でも、実際はそうなのかもしれません。
    加害者であったという自覚さえなかった可能性は高いです。

    今はネットによるいじめが多いと聞きます。
    実際に会っていじめるよりも更に
    加害者意識は低くなってしまうんじゃないだろうか、
    というのはニュースを聞くたび思います。

    この絵本自体は少し重いけれど
    小学中学年くらいからなら
    しっかりと読んでくれるかな、と思います。

    自分には悪気がなくても
    相手にとっては本当に苦しいことだってある、
    相手の立場にたって考える気持ちを育てる意味でも
    多くの人たちに読んでもらいたい一冊だと思います。

    投稿日:2009/10/24

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    2
  • 相手の気持ちになって考える

    • 虹花さん
    • 30代
    • ママ
    • 三重県
    • 男の子9歳

    「いじめ」をゲーム感覚でする風潮があると聞きます。
    そして、「そんなこともあったなぁ」と遠い記憶としてしまってしまう・・・、そんなこともあるかもしれません。
    しかし、「いじめられた側」は、「そんなこともあったなぁ」ではないのです。
    どれだけ深く傷つけられて、本人だけでなく、その人を愛している多くの人の心をも傷つけているのかを鋭くつきつけられました。
    一人でも多くの人がこの作品を読んでいただき、「いじめ」について深く考え、そして相手を尊重していけるようにしてほしいと願っています。

    投稿日:2015/06/14

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    1
  • だまっていました。

    読んだ後の、私の「かわいそうだね。」などという言葉が全然意味のない言葉に思えました。子どもは珍しく、ただ黙っていました。じっくり自分の中で考えているようでした。
    この絵本は、子どもが、学校で教えてもらったようで、市の図書館で自分で見つけて借りてました。
    私自身が知らなかった事もあり初めて読んだので、心につきささるようなつらさと、心の奥に訴えかける絵本でした。たくさんの子ども、大人に読んでほしい、私もそう思いました。

    投稿日:2014/09/08

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    1
  • いじめられた妹が、心の傷を癒すことが出来ず、ずっと時が止まった世界にいるようで、とても悲しいです。
    いじめが過激になってきて、どの学校でも、いじめやいじめに類似したことが起こっているかもしれません。
    そんなときだからこそ、考えたい。
    私たちの子どもが、被害者ではなく、加害者になる可能性もあることを…
    人に優しくできるように、思いやりのある子どもになるように、そんな願いのこもった絵本でした。
    最後の、妹の遺書に、胸が締め付けられました。

    投稿日:2013/08/23

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    1
  • 絶対に読んでほしい

    いじめられた妹を、姉の目線から描かれています。
    静かな文章からは、激しく燃え上がるような怒りまで感じられました。
    絶対に、いじめはいけません。
    学校でも、そう教えているはずなのですが、なくならない現実にやりきれないものも感じますが、あきらめてはいけませんよね。
    大人も子供も、ぜひ読んで欲しい作品です。

    投稿日:2013/05/17

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    1
  • 「いじめ」について話し合うときに

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子11歳

    味戸ケイコさんの絵がハマりすぎていて、きれいでしたが心が痛くなりました。

    こういう絵本は、同じような体験をした方には痛すぎるお話ですが、「いじめてしまった側」の人たちには、ぜひ読んでもらいたい作品です。
    学校などで、「いじめ」について話し合うときなどに使ってみてはどうでしょうか?
    小学校中学年くらいのお子さんから理解できる内容で書かれていると思います。

    投稿日:2011/11/03

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