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そうじきの なかの ボンボン

そうじきの なかの ボンボン(フレーベル館)

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ごんぎつね」 みんなの声

ごんぎつね 作:新美 南吉
絵:黒井 健
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:1986年08月
ISBN:9784039632708
評価スコア 4.86
評価ランキング 59
みんなの声 総数 72
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72件見つかりました

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  • わかってもらえてよかったな

     わたしは、お母さんと「ごんぎつね」という本を読みました。
    読みおわったとき、お母さんは、「かわいそうだね」と言ったけど、わたしは、ごんぎつねが、しぬまえに、ひょうじゅうに毎日くりをとどけていたのが、ごんぎつねだったとわかってもらえて、よかったな、と思いました。

    投稿日:2012/03/30

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    4
  • 悲しい結末から感じることは?

     初めて出会ったのは小学生のころ、
    ごんぎつねが銃で撃たれて死んでしまうことに、
    ただ「かわいそう」としか感想を持ちませんでした。
    大人になって再会したときに、子供の本なのに
    悲しく切ない終わり方をすることに
    改めて衝撃を受けたのを覚えています。
     
     でも、社会に出てさまざまな経験を重ねた今、
    この「ごんぎつね」には、大切なメッセージが
    込められているように思い、大好きな一冊になりました。
     ごんぎつねが、いたずらのつぐないに栗を届けて、
    感謝の言葉が自分ではなく神様に向けられ、
    「つまらない」と思うあたり、なんと人間くさいんでしょう。
    それでも、ごんは翌日も栗を届けるのです。

    人が生きていく中で、
     知らずに他人を傷つけてしまうこと、あるよね
     善意が報われないこと、あるよね
     誤解から相手との関係が上手くいかないこと、あるよね

    でも、くさったり、冷めたり、諦めたりしないでいこうよ、
    人は人と交わって生きてこうよ、
    「ごんぎつね」を読むと、こんな風に感じます。

    同郷の黒井健さんの柔らかな絵が、
    ストーリーにとてもマッチして素晴らしいです。

    投稿日:2007/02/25

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    4
  • 何回読んでも涙です。

    • KANAさん
    • 30代
    • ママ
    • 宮崎県
    • 女の子9歳、男の子6歳、男の子3歳

    数あるごんぎつねの中でも
    この黒井さんのものが一番好きです。
    色の描写や ごんの境遇 気持ちの変化
    小さい子だけでなく 文学作品として読むにも
    十分手応えのある作品だと思います。

    長男(6歳)は大泣きでした。

    わたし自身 何回読んでも 切なくなります。
    でも,ごんは 最後に兵十に気づいてもらって
    幸せだったのかな・・と思ったり・・。
    死んでしまって 不幸だったのではないか・・・とか
    ・・読むたびに大人のわたしも考えてしまいます。

    黒井さんのノスタルジックな絵が 作品の雰囲気をよく出していると思います。

    投稿日:2007/01/06

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    3
  • 忘れられないお話

     子どもの頃、このお話を読んでとても悲しかったのを憶えています。しかし、何度となく読んでいた本でした。「てぶくろをかいに」を、最初に読んで黒井健さんのすばらしい絵に感動し、数あるごんぎつねの中から購入するならと迷わずこれを選びました。

     本棚にしまって私が楽しんでいたのですが、兄が読んでと持ってきたので少し迷ったのですが(兄はとても感受性が強い子なので)読むことにしました。ジーッときいていたのですが、最後のごんが兵十に殺される場面で涙をぽろぽろ流して、「兵十が悪い、なんでなんで」ととても悲しませてしまいました。

     この物語は、読む年齢やそのときの自分の状態によって、解釈のしかたがさまざまで自分でもいろんな発見があることに驚かされたのですが、兄にも忘れられない絵本になったようです。読んだ夜中に突然目ざめて、「兵十のばか。なんでごんを・・・。」と泣きながら何度もくりかえし言っていました。もう少し大きくなったら、次はどんな感想がでてくるか楽しみです。

    投稿日:2007/01/05

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    3
  • ごんぎつねを買うなら、ぜひこの絵本を

    昔、黒井健さんのごんぎつねが出てすぐに買いました。
    ごんぎつね自体は赤い鳥時代から好きな絵本でしたが、
    このお話に、黒井健さんの絵はぴったりです。

    小学校教諭でもあった作者の新美南吉が言っていたのは、本当に
    子どもが喜ぶお話というものは、大人も感動する話である・・と
    いうことでした。
    その意味で、この本はまさに子どもも大人も感動する話です。

    優しい気持ちはときとして、報われないときもあるし、気付いてもらえないときもあるかもしれないけれども、それでも、その
    尊い心を大切にしてほしい・・という気持ちがこめられているように思います。

    投稿日:2006/12/26

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    3
  • 衝撃のラスト

    小学生のころ、国語の教科書に載っていました。
    それ以来、数十年ぶりに声に出して「ごんぎつね」を読みました。
    衝撃のラスト。
    あぁ、ここでお話が終わるんだ・・。
    もしかしたら友達にさえなれたかもしれなかったのに・・。
    銃口から出る煙が、いつまでも漂っているような
    時が止まったかのような感覚。
    ガツンとくる物語です。

    投稿日:2011/09/05

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    2
  • 切ないです・・・

    • 風の秋桜さん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県
    • 男の子、男の子

    もとはと言えば、ごんのいたずらが過ぎての結末だから仕方のないことだと、自分を納得させるように読みました

    あまりにも切ないですよね・・・・

    悪いことしたと、反省し、罪を償うかのように、せっせとクリを運ぶごんの姿が、健気です

    ごんが自分の胸中は「おれと同じ一人ぼっちの兵十か」
    の1行に、凝縮されている気がします

    さびしくていたずらしていたんだな・・・・
    そんなこと人間にわかるわけないし・・・・

    黒井さんの幻想的な絵で、ごんの後ろ姿や、シルエットから、さびしい心情が伝わってきます

    兵十もまた苦しんだでしょうね・・・

    投稿日:2011/09/04

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    2
  • 美しい世界

    『ごんぎつね』の舞台となった町に住んでいます。

    秋になると、川沿いに美しい彼岸花が咲き
    ひょこっと「ごん」が出てきてもおかしくないくらい
    のどかな景色です。

    この作品は、小さい頃から何度も読んでいますが
    挿絵によって、作品のイメージもかわるんですよね。

    こちらの黒井健さんバージョンは、
    本当に美しく幻想的でうっとりします。
    大人も楽しめる『ごんぎつね』です。

    その時の気分や、読む相手にあわせて
    いろいろなバージョンの『ごんぎつね』を
    読んで欲しいと思います。

    投稿日:2011/08/19

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    2
  • ひとり残されて

     教科書にものっている、お話です。このお話は、たくさんの画家さんとの絵本になっています。

     兵十は、母親を亡くし、ごんとも永遠の別れをしてしまいます。
     ひとりのこされて、どんな気持ちでいたんだろうと思うと、せつなくなります。
     人生には、どうしようもないことがあるんだと、教えてくれます。

     濃淡とぼかしが美しい絵は、深みがあります。ごんのしぐさがいきいきしています。
     ゆっくり読んで、じっくり味わいたい絵本です

    投稿日:2011/08/17

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    2
  • ごんと兵十の孤独

     小学校の教科書で読んだ記憶があるのですが,本当に久しぶりに読みました。息子も,幼稚園の読み聞かせで聞いたのか,あらすじを知っていました。

     兵十が病気の母親のためにとったウナギを、いたずら心からつい逃がしてしまったごん。ごんは,その償いのため,毎日兵十に栗や松茸を届けます。
     話の内容は,よく知っていますが,大人になって読んでみると,ごんと兵十の孤独が,ひしひしと伝わってきます。ごんも親を亡くし,兵十もたった一人の肉親である母親を亡くし,その二人が心を通じあえたばかりでの悲劇。やはり,心にしみます。

     新見南吉が,口伝をまとめ創作したという記憶から,語り手が話を進めると思いこんでいましたが,実際はごんの視線で物語が進行します。そのため,ごんの心の動きがよく分かります。いたずらをしたことへの後悔,やさしさ・・・本当に「人間らしい」気持ちの変化が新鮮でした。
     
     息子は,撃たれたごんが可哀想だと言っていましたが,これから成長し,何度か読むごとに,ごんと兵十の気持ちを理解していくのだなと,何故か寂しいような気持ちになりました。

     黒井健さんの絵は,きつねの毛の質感が感じられる繊細な絵で,本当に幻想的で素晴らしいと思いました。
     皆さんも,よく知っているお話だと思いますが,是非もう一度読んでみてください。

    投稿日:2011/04/25

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