我が家には古ぼけた数十冊の絵本があります。ほとんどが、私が子どもの頃からあって、捨てられなかった大切なものですが、その中に1冊だけ、夫が子どもの頃の絵本があります。それが、このシリーズ1冊目の『こぐまのくまくん』です。
くまくんとお母さんの、ほのぼのとしたやりとりが、かかれていて、子どもたちも大好きな絵本です。
続編を、図書館で見つけて借りてきました。
題名といい、思い出といい、これは絶対夫の前で読んでやろうと思っていて、ついに昨晩叶いました♪
漁から帰ってくるお父さんにまつわる、4編の短いお話から成るオムニバス形式の絵本です。
その中のひとつ、『くまくんとしゃっくり』については、かあぴいさんが紹介されてるので、私は別のお話を紹介したいと思います。
くまくんは、外でお父さんを待ちながら、めんどりさんに話しかけます。
「いいことあるんだ。なんだかわかる?」
「なあに、おしえて」
「おとうさんが、きょう、かえってくるんだ」
くまくんの、はずむ気持ちが伝わってきてうれしくなります。
魚を捕りに行っていたこと、もしかしたら人魚にも会ったかもしれないこと、その人魚を連れ帰るかもしれないこと・・・
めんどりさんは、人魚を見たくて、くまくんちについてきます。
途中で会った、あひるくんや、ねこ(だけどうして呼び捨てなのかは?ですが・・・)も加わり、人魚の話で持ちきり・・・。
さて、家に着くと、お父さんがもう帰っていて・・・???
何だか、ほんわかあたたかい気持ちになるお話です♪
『かいじゅうたちのいるところ』で有名なセンダックさんの絵が、すごく素敵ですよ♪特に、人魚のおひめさまなんて、品があります。
父の日に、こんな絵本いかがですか?!