松谷 みよ子さんが、下の子が生まれたころの、独り言をまとめた絵本です。
この本が出てから36年が経過しています。
既にこのとき、「赤ん坊に話をしたり、いないいないばあ、と遊んでやったりする母親は少なくなったらしいのです。いや、子守唄だって歌わなくなったらしいのです。」とのあとがきがあるので、大変驚きました。
今の母親って、どうだろうと思い巡らすときに、この絵本は多くのことを示唆してくれると思います。
母親の話しかけの正に教科書と言えます。
子供のためというよりも、親に対しての心構えをそっと教えてくれる、そんな絵本です。
この絵本と、自分の子供が生まれた時に出会っていたら、このうたを語ってあげたかったと思いました。