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クリスマスまであと九日−セシのポサダの日自信を持っておすすめしたい みんなの声

クリスマスまであと九日−セシのポサダの日 作:マリー・ホール・エッツ アウロラ・ラバスティダ
訳:たなべいすず
出版社:冨山房 冨山房の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:1974年
ISBN:9784572002044
評価スコア 4.64
評価ランキング 3,255
みんなの声 総数 21
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  • 異国のクリスマスを感じることができました

    • 有彩さん
    • 30代
    • ママ
    • 石川県
    • 女の子4歳、女の子1歳

    エッツの作品だということで、特に下調べもなく読んでみたのですが、メキシコのクリスマスの風景にはまりこんだような気持ちになり、すばらしい絵本にめぐり会えたという気持ちになりました。
    異国のクリスマスを感じ取れるお薦めの絵本です。
    そして、主人公の女の子のセシの気持ちが本当によく描かれているのです。アヒルの気持ちになりたいとお風呂に水を入れて入ってみるところなど、なんだか娘もやりそうなことです。ちなみにその部分を読んでいるとき、娘は小さな声で「ガアガア」と口を尖らせながら言っていました。
    ガビナという名をつけたお人形を大切に友達のように大事にしているのも素敵で、我が家にも友達のように接する温かいお人形を作って仲間入りさせてあげたくなりました。

    投稿日:2006/08/10

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  • 異文化体験

    昨年、絵本・文学関連の博物館の子ども向け図書コーナーで見つけました。12月でしたから、クリスマス関連の絵本がディスプレイしてあったのです。その中で見たことがない表紙でしたので手に取りました。
    エッツの作品で、40年以上前に出版されたものなのに、今まで存在を知らなかったのが不思議なくらい良い絵本でした。

    世界各地でそれぞれの土地の宗教や民俗の影響を受けながら発展してきたクリスマスの祝祭。この本ではメキシコでの祝い方が詳細に綴られています。
    同じコーナーにいて別々の本を読んでいた中学生の息子も、このクオリティ高そうな表紙に惹かれて寄ってきたので一緒に読みました。
    メキシコで様々なお祝いに欠かせないピニャータはやっぱりクリスマスでも使われるのね、などと色々な発見をしました。(後から知りましたが、そもそもキリスト教布教の際にピニャータの起源があるようですね。)それから貧富の差が激しく、ちょっと古い感じがするのは、この絵本の舞台が1950年代であるからということも分かりました。

    当時のメキシコの様子、独特のクリスマスのイベントが良く分かるだけでもこの本は素晴らしいのですが、主人公の少女の心の動きを丁寧に描いている点でも価値があります。主人公セシの「親友」、人形のガビナがいい仕事をしていますよ。

    子どもたちが小さい頃、クリスマスプレゼントには必ずクリスマス関連の絵本が添えられていましたが、今年は久しぶりにこの本が届きそうです。

    投稿日:2019/11/29

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  • 子どもの世界や感情も表現

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子7歳、男の子4歳

    ちょっと長いけれど、洋書で読んで面白かったので、
    子どもにも読んであげたくなり、図書館で借りて読みました。

    メキシコの文化って、お手伝いさんや、鳥を売る人など、
    日本ではあまりなじみがないのですが、
    ピニャータを割る映像はテレビで見たことがあったので
    少しイメージしやすかったです。

    アヒルと同じように冷たいお風呂に入り、
    アヒルの気持ちを想像したり、
    ピニャータがお母さんがいないときに話しかけてきたり、
    ピニャータが壊されるのが嫌で見ることができず、星と話せたり、
    クリスマス文化だけでなく、
    子どもの世界や感情も表現されていて
    とても面白かったです。

    投稿日:2019/11/25

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  • メキシコの風物が堪能できる作品

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 広島県
    • 男の子12歳、男の子6歳

    1960年のコールデコット賞受賞作品。
    一番の驚きは、この作品が共著とは言え、マリー・ホール・エッソの作品だと言うこと。
    日本でエッソと言えば、「もりのなか」でつとに有名ですが、コールデコット賞の受賞履歴は、驚くべきものがあります。

    下記は全てコールデコット賞オナー賞
    1945年 もりのなか
    1952年 ねずみのウーくん
    1956年 わたしとあそんで
    1957年 ベニーさんと動物家族
    1966年 あるあさ、ぼくは
    そして、今回の「クリスマスまであと九日」で、コールデコット賞です。

    物語の舞台は、メキシコ。
    16世紀にスペインに征服される以前からインディオにより繁栄しており、その文化とスペインの文化とが混じりあい、独特の文化が生まれています。
    今回は、1960年当時のクリスマスの風景を描いたものですが、およそ日本では想像だに出来ない光景が展開しています。
    あまり馴染みのないメキシコの文化に触れることが出来たことは、この絵本の副産物であって、実に貴重な作品だと思います。

    物語の主人公は、セシという女の子。
    そのセシの視点を通して、メキシコのクリスマスの様子が描かれています。
    キーになる言葉は、ポサダとピニャタ。
    大人でも知らないこの2つの単語です。
    まず、ポサダ。
    全人口の殆どがカトリック教徒のメキシコで広く行われている行事で、クリスマス前の9日間、毎晩、違う家で行われ、子供達が楽しみにしているもの。セシは幼稚園に入ったので、初めて自分のポサダをしてもらえることになったという設定です。
    次のピニャタ。
    ポサダの日、その家の子どもが吊るすのがピニャタ。
    ピニャタというのは、中に粘土のつぼの入っている紙の張子の人形のことで、それを割るのがイベントなのです。

    全く想像の出来ない風習なのですが、それを詳細に描いています。
    その様子を、セシという女の子の視点で描いているところが、一番の見所で、初めてのポサダを迎える少女の期待と不安、喜びや悲しみが忠実に表現されています。
    今まで行くことを許されなかったマーケットに、ピニャタを買うため初めて行けることの喜びのシーンは、誰もが経験したワクワク感が一杯のもの。
    誰しもが共感出切るものだと思います。
    また、ピニャタが割られるシーンの切なさ。
    これも、感情移入すること間違いなしのシーンなのですが、そこをとても上手く纏めているところは、エッツならではと言えるものでしょう。

    クリスマスというイベントを終え、大きく成長を見せる姿に、大人も惹き込まれてしまうはず。
    それを、エッソならではの色づかいの絵で、表現しています。
    最初は、暗めの絵調と思えていたのですが、異国情緒溢れる印象を醸し出すには、この手法が適しているような気がしています。

    流石に文章は長いので、読み聞かせでなく自らが読む作品です。
    小学生中学年以上の、特に女の子にオススメしますが、大人が読んでも充分に楽しめる作品です。
    コールデコット賞は伊達ではないことが分かる、秀作だと思います。

    投稿日:2012/02/24

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  • メキシコのクリスマス

    この本を読む前に、偶然、
    『クリスマスのつぼ』という、
    こちらもメキシコのクリスマスのお話を読んで、
    「ポサダ」のことも、
    「ピニャタ」のことも、
    知っていたので、
    すんなりとおはなしに入っていくことができました。

    「ガビナ」という人形をいつも連れている幼稚園に通うセシちゃんの
    クリスマスでの出来事。
    期待や不安、悲しみや喜び、
    いろんな気持ちを乗り越えて、
    成長するセシちゃんの姿が、とても愛らしく、
    応援したくなります。

    同じ作者「エッツ」の『わたしとあそんで』とともに、
    女の子をもつお母さんにぜひオススメしたいです。

    投稿日:2011/12/07

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  • 新鮮なクリスマス

    エッツの本が好きなので
    読んでみました。
    クリスマスといっても国によって祝い方が異なります。
    でも日本人である私にはほとんど触れることのない行事。
    それが、とっても素晴らしい絵と文で表現されています。
    暗い感じがある絵もところどころ、鮮やかな色で塗られて
    クリスマスのわくわくする感じがあります。
    自分も絵本の中に入っているような気持ちで読みました。

    いわゆる、サンタさんとかプレゼント、というのではないけれど
    いろんな国のクリスマスに触れるのもいいなと思いました。

    投稿日:2011/05/25

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  • その場に私も招かれたような臨場感で・・

     サンタさん中心のクリスマス作品はたくさん読みましたが、異国のクリスマスの過ごし方を描いた作品というのは珍しいですね。

     メキシコのクリスマスの前からの様子を主人公のセシちゃんと一緒に楽しみました。

     メキシコはブラジルに次いで世界で二番目にカトリック人口(89%)が多い国です。
     また、メキシコのカトリックは、もともとメキシコに存在していた先住民(インディオ)の信仰と融合したカトリックとしても知られています。

     クリスマス前からの準備の様子や人々のワクワク感が伝わる描写や、セシのポサダ当日の丁寧なセレモニーの描写まで、その場に私も招かれたような臨場感で楽しめました。
     
     特にピニャタ割りが、この国の子どもたちにとってことのほか楽しみな事であることも理解できました。

     ピニャタの中のお菓子やコインよりも、初めて自分のピニャタを買ってもらい、割られることを嫌がるセシの可愛い涙もいとおしかったです。
     やはり、エッツさんならではの見逃さない子どもの言いようもない魅力的な表情の瞬間が描かれていました。

    投稿日:2010/12/02

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  • せつなくなります

    セシ(主人公)の澄んだ気持ちが伝わってきて、
    胸がぎゅっとなりました。

    メキシコのポサダの風習、聞いたことはありましたが
    この本でよく分かりました。すてきなパーティですね!

    投稿日:2010/11/30

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  • メキシコのクリスマス

    • 事務員さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子6歳、女の子3歳

    パパが3歳と6歳に読んであげました。
    聞きなれないカタカナの言葉と
    長いお話でパパは大変そうでした。
    子供も馴染みのないメキシコの文化と
    睡魔に襲われ大変そうでした。

    絵本を読まないと知ることもなかった
    メキシコのクリスマス行事を垣間見れて
    私は大変満足です。
    少女シスの”気持ち”を
    いろんな場面で楽しめました。

    子供たちには小学生になってから
    もう一度読んであげたいです。

    そしてこれをきっかけに外国のクリスマス文化に
    興味を示したり、海外へ行ってみたいってあこがれたり
    何か感心を引き出してくれそうな、そんな絵本でした。

    投稿日:2010/11/19

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  • その国独特のクリスマスの迎え方

    息子の疑問は、セシが壊してしまうピニャタなのに、自分が好きな物を選んだのか?ということでした。セシも壊したくはなかったのですけどね。

    息子と私の共通の感想は、チェコのクリスマスの様子を描いた「おじいちゃんとのクリスマス」に似ているということ。

    ストーリー的に似たところはないのですが、その国独特のクリスマスの迎え方というのが、共通していたからなのか?と思います。それと、両方とも浴槽が出てくることかな?

    少し長めなのですが、セシがサボタを心待ちしている様子や、セシが「あひるになりたいな」と冷たい浴槽に入ってみるところがとてもかわいらしく感じました。

    投稿日:2009/01/29

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