西巻さんの絵本を今まであまり読んだとこがなく、漠然と『わたしのワンピース』をデビュー作のように思っていたのですが、この作品が西巻さんのデビュー作だそうです。
西巻さんの絵本を最近20作ほど読んでみて、常に子どもの視点、子どもの世界に近いものを感じました。
この作品も、うさぎの目のボタンがとれて、そのボタンがボタンの国へ行ってしまうところ、ぬいぐるみ、ボタンも生活の中では身近なもので、それだけでも子どもにとっては親近感。
確かに大切にしているぬいぐるみのパーツってとれてどこかへ行ってしまうことがあります。それがどこかへ行って思いがけず出てくることがあります。
そんな時にそのパーツがこんな冒険をしていたとしたらどんなにか楽しいことでしょう。
絵もラフに書いてある感じですが、楽しさとぬくもりを感じます。