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でんでんむしのかなしみ」 みんなの声

でんでんむしのかなしみ 作:新美 南吉
絵:かみや しん
出版社:大日本図書 大日本図書の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:1997年07月
ISBN:9784477010236
評価スコア 4.66
評価ランキング 3,036
みんなの声 総数 28
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  • 一年詩集の序
    でんでんむしのかなしみ
    里の春、山の春
    木の祭り 
    でんでんむし
    新美南吉さんの4つのお話しとはじめの詩
    どれも 感動しました
    言葉遣いも優しくて 何より 心の優しさが感じられます

    最後のお話の でんでんむしに ぐっと心惹かれました
    お母さんの背中に生まれたばかりの 小さなでんでん虫が
    お母さんとの 会話に 深い親子の愛情を感じ 感動しました!

    お母さんも知らない不思議な世界 
    「そらのむこうに なにが あるの?」
    「さあ、 それも しりません。」

    お母さんも知らない わからない   ふしぎな とおいそらを みつめている でんでん虫の赤ちゃんに 未来を見つめる目を感じました

    かみやしんさんの挿絵も ステキでした
    大人の絵本のようでもあります
    思春期の方にも 新美南吉さんの優しいお話を読んでほしいな〜
    そんな事を思いました

    投稿日:2015/07/22

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    2
  • 人其々が背負った悲しみがある。

    • はなしんさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子9歳、男の子7歳

    美智子様が以前この本のことをスピーチなさっていたのを聞いていて、とても気になっていた本なのですが、やっと読むことができました。
    四っつの短いお話の中で、私が最も心に残ったのは、やはり表題にもなっている「でんでんむしのかなし」のお話です。
    ある日一匹のでんでんむしが、自分の背中の殻の中にたくさんの悲しみがいっぱいつまっていることに気が付いたというのです。この一節に、出だしから心をむんずと掴まれて、お話の世界に引き込まれてしまいました。
    自分の悲しみに気が付いたでんでんむしは、友達の元を訪ねて行って、自分がいかに不幸せで、可哀想な存在かと嘆き悲しんで見せるのですが、相手の反応は、自分が望んだものではありませんでした。
    「あなたばかりではありません。わたしのせなかにもかなしみはいっぱいです。」
    この言葉を聞いて、また、違う友達の所へ次々と訪ねていくのですが、どの友達の答えも同じでした。
    見た目では、わからないけれど、人は、それぞれ悲しみを背負って生きているのです。決して、自分だけが悲劇のヒロインではないのです。そのことに気付いたときに、また一つ賢く、強くなっているのです。

    投稿日:2007/01/22

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    2
  • 深い

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子3歳、男の子0歳

    南吉の記念館で一度読んだことがあるが、内容をすっかり忘れて、
    再度子どもにもせっかく愛知にいる間に
    ゆかりの南吉童話を読んであげたいと思い、借りてきました。

    ひとことで言えば、深い。

    南吉童話はどれもいいのですが、
    心に沁み入ってくる話で、
    子どもというより、自分への癒しとして読んでしまいました。

    ついつい自分が、自分がとなりがちですが、
    自分だけでなく、周りの人の気持ちも
    もっと自分と同じように大切に扱いたいと思わされました。

    まずは、身近な子どもや主人のことも
    もっと気持ちを大切に汲み取っていきたいです。

    また子どもが大きくなったら読んであげたいし、
    自分のためにも読みなおしていきたいです。

    投稿日:2016/02/08

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    1
  • 生き物たちに宿る感性

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子21歳、男の子18歳

    新見南吉の小さなお話をいくつかまとめたものです。
    丁寧な語り口、生き物たちに宿る感性が素敵だと思いました。
    「でんでんむしのかなしみ」
    一匹のでんでんむしがふと気づくのです。
    背中の殻には悲しみがいっぱい詰まっているのではないか。
    不安になり、仲間のところへ行くと、皆同じことがわかり、自分の心の持ち方を悟るのです。
    奥が深い、余韻が残りますね。
    「里の山、山の春」
    春遅い山奥の小鹿は、まだ見ぬ春について思いめぐらすのです。
    そして、山を下りて実感した、野原の春。
    小鹿を通じて、読者も春を感じることができそうです。
    「木の祭り」
    野原の真ん中の木に花が咲き、蝶々や虫、蛍がやってくる様子が幻想的に描かれます。
    「でんでんむし」
    でんでんむしの親子の会話が面白いです。
    見るものが何でも不思議なでんでんむしの子の疑問が微笑ましいです。

    投稿日:2014/12/21

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    1
  • みんなが背負っているもの

    新美さん作の絵本ということで気になって
    借りてきました。

    奥が深くて3歳の息子にはどこまで
    伝わっているのかわかりませんが
    これからも読んでいきたいなと思います。

    誰でもが背負っているものを自分は
    なかなか気付かない。
    大切なことをわかりやすく伝えてくれる絵本です。

    投稿日:2014/09/21

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    1
  • 深い!!

    帰省先の主人の実家にあったので,3歳の娘の寝かしつけに読んでみました。

    3歳の娘には内容を理解するには難しかったですが,静かな語りの文面が心地よかったのか静かに聞いていました。
    4話のお話が書かれていますが,「こぎつね」「赤ちゃんかたつむり」が出てくるお話もあったので3歳の娘は子供心として興味を感じたようでした。

    大人に読んでほしい本でもあるように思います。
    何とも味わい深い気持ちになり,色々考えさせられました。
    絵も素敵でした。
    娘が内容を理解できる年頃になった頃,読んでほしい本です。

    投稿日:2014/05/23

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    1
  • 心に染み入る

    娘が幼稚園から借りてきました。
    「『でんでんむしのかなしみ』だよ。でもこの前読んだのとは
    ちょっと違うよ」と。
    小さな子どもが読むには地味な絵本だったかもなあ・・などと
    思っていたけれど、しっかり心に残っていたのだなあとうれしく
    なりました。
    こちらの絵本も読んでいて楽しかったです。
    楽しかった・・というか美しく品格のある世界にしみじみ心を
    奪われました。読んでいて気づいたのですけれど、地味そうに
    見えても、「世の中の不思議が気になったり」「自然の美しさ
    に夢中になる」小さな子どもの生活そのものが描かれているのだなあ
    だから心を奪われてしまうのかもしれないなあと思いました。
    この絵本を選んで借りてきた娘のセンスのよさにうれしくなりました。

    投稿日:2012/09/10

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    1
  • 悲しみを知るということ

    • しいら☆さん
    • 40代
    • ママ
    • 宮城県
    • 男の子20歳

    あれ?
    詩とこの前読んだ3つのおはなしも
    一緒に入っています

    「でんでんむしのかなしみ」は
    以前に読んだことあるのに
    絵を見ながらだと
    また違う感じを受けます

    宗教がかったお話に
    子どもを亡くした若いお母さんが
    あまりの悲しみに救いを求め
    「町の1軒1軒をくまなき歩き
    誰も亡くなった人の居ない家を探しなさい」と言われ
    素直にそうするおはなしを思い出します

    結局、悲しみは自分だけではないのだと
    いうことに、自分で気が付かなければならない

    でんでんむしもそれを教えてくれます

    前回読んだ新美南吉の生い立ちの影響を
    感じさせるお話です
    学生の時の作品だそうです
    繊細な心の持ち主だったんでしょうね

    「詩」も素敵です

    投稿日:2012/02/12

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    1
  • 心にしみる

    • EMRHさん
    • 30代
    • ママ
    • 静岡県
    • 男の子3歳、男の子0歳

    繰返し読むとすごく心にしみてきます。
    特に私は「かなしみはだれでももっているのだ。わたしばかりではないのだ。わたしはわたしのかなしみをこらえていかなきゃならない」という部分が好きです。この部分を読むことで、人にもやさしくなれるし、自分とも向き合えるような気がします。
    子どもにはまだ難しいですが、もう少し大きくなったら読んであげたいです。

    投稿日:2011/10/09

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    1
  • 生きるものへのおもいやり

    でんでんむしを扱った3編の作品を含め、5つの作品集です。
    本のタイトルにもあるように新美さんがでんでんむしを通して、生きるものへの応援と小さな生き物に対しての思いやりが伝わってきて、とても心温まる作品集です。

    ゆっくりしか進めないでんでんむし。
    「でんでんむしのかなしみ」では、生きるもの皆が悲しみを背負って生きているのだと語られます。
    背中には悲しみしか入っていないようで少し気がかりにはなりましたが、新美さんはそんなことを言っているのではありません。
    飛んだり跳ねたりはできないでんでんむし。
    ゆっくりだけれども着実に歩いていくでんでんむしだから、そのような言い方になったのでしょう。
    みんなが同じだと思ったら気が楽になったでんでんむし。
    素晴らしいと思います。

    「でんでんむし」では、小さなでんでんむしがお母さんに物を見ることを教わります。
    さりげない話の中で、小さなでんでんむしの好奇心が膨らんでいく様が感じられました。

    「一年詩集の序」では、新美さんは文語体の詩の中にでんでんむしに対する思いを膨らませました。
    他の2編ほどとっつきやすくはないけれど、とても味わいと含蓄のある詩だと思います。
    言葉づかい、ひらがな漢字の使い方、三者三様です。

    私が好きなのは、「木の祭り」。
    小さな木が花を咲かせました。
    誰にも褒めてもらえないと嘆いていたら、小さなシジミチョウがそれを見つけました。
    シジミチョウと蛍で小さな木の花を愛でるお祭りが始まります。
    見向きもされない小さな木。
    いじけていないで。
    誰かが見てくれています。
    そう応援したくなりました。

    それぞれに温かみのあるお話でした。

    投稿日:2011/05/19

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