先にりょうりをしてはいけないなべのほうを読み、こちらのシリーズがあるのを知りました。
こちらは、まないたにりょうりをあげないこと というこれまた斬新なタイトルです。
タイトルの強烈なインパクトでページをめくりたい気持ちがますます高まります。
街で一番人気のレストラン、そこにこっそり料理を食べていたまないたがいたというお話。
魚のしっぽやらお肉のはしっこのはしっこやら・・気づかれないように食べていたようですが、ある日、僕にもお皿に載った美味しい料理を食べさせてほしいとコックさんに頼み、食べさせてもらいます。
この後の展開には、思わず笑ってしまいました。
段々大きくなっていくんです!
まな板が太って。
しかも、一人のコックだけでなく、他のコックさんにも食べさせてもらっていたというのですからちゃっかりもののまないたですね。
まないたが主人公の絵本なんてそうないと思います。
その新鮮さがとても面白く、作者の発想の素晴らしさに脱帽でした。
作者のシゲタサヤカさんのお写真を拝見しましたが、とても可愛らしい女性なのですね。この面白いストーリーを考え付いた方だから、とても興味がありましたが、とても自然体の優しそうなオーラが漂う女性でした。でもこの絵本を思いつく方だから、きっとユニークな素敵な感性をお持ちの方なんだろうなと思います。