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「森は生きている」などの「生きている」シリーズの1冊。 「道」にまつわる歴史や雑学が満載の本です。 小5の息子が読みました。 息子が一番面白かったと言っていたのは、 徳川家の日光詣の話。 利根川を渡る際に、 船を50〜60曹並べて鎖で止め、 その上に厚さ10センチの板を敷き詰め、 土を盛り、砂をまき、松や竹を植え、草を植え、 道っぽくして渡ったんだそうです。 相当な難工事です。 10代将軍のときは馬だけで35万頭にもなる大行列だったそうで、 いちいち船で利根川を渡るわけにはいかなかったのですね。 あとは秋田のマタギの話。 秋田から和歌山の熊野詣をする際に、 一切里に下りずに、山伝いに行く道があったとか。 富山の薬売りの道や、お伊勢参りの道の話など、 大人が読んでもおもしろい話がたくさんありました。
投稿日:2020/10/06
『川は生きている』の続編。 道という視点が新鮮でした。 そう、人間が自然と共存していた証ですね。 道を考察することで、昔の人々が浮かび上がってくるのが見事です。 もちろん、川や森との関わりも大切です。 地名のウンチクも、面白いです。 「木津」って、木材の港という意味なんですね。 最後には車社会についても言及しています。 道への関心が広がると思います。
投稿日:2016/05/17
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