「おきゃくさんはいませんか？」 みんなの声

バスの運転手さんを夢みるこずえちゃん。
この絵本が出版されてから17年が過ぎました。
こずえちゃんはバスの運転手さんになったでしょうか。
バスやタクシー、大型トラックでも女性の運転手さんを見かける時代になりました。
男だからとか女だからとか、女のくせになどと、垣根を作っていた時代は終わったのです。
お母さんが家でパソコンで仕事をしているスタイルも、今では違和感がありません。
ジェンダーフリーという言葉も自然淘汰されてきたように思いました。

お仕事に夢中でなかなかこずえちゃんにかまってあげられないママ。そこでこずえちゃんがとった行動は、空ダンボールでのバスごっこ。このダンボールで作ったバスがどんどん大きくなって、本物のバスに！！
娘は乗り物が大好きなので、この絵本にすぐ飛びつきました。こずえちゃんの「おきゃくさんはいませんかぁ？」の掛け声に、「わたしものせて〜！」と言って身を乗り出すほど。「のせて〜」「どうぞ〜」のような、ただの繰り返し絵本ではなく、バスが坂道を走ったり真っ暗なトンネルの中を走ったり、海の中に潜ったり、空を飛んだりと、ちょっとしたアドベンチャーも盛り込まれていて、とっても面白かったです。

息子も乗り物が大好き！　バスではないけど、うちにも引越しのトラックの箱を改造した物があります。ハンドルも作りました。バスと種類は違うけど、興味津々で見てました。

こずえちゃんはﾊﾟｿｺﾝで仕事をしているママに　本読んで！　今日のおかずは？　バスの絵書きたいなぁ！　というんですが　ママは仕事が終わってからね…って相手にしてくれず。

こずえちゃんは　ﾊﾟｿｺﾝが入ってた箱をバスごっこをする為に改造します。　
おきゃくさんはいませんか〜？　どこにだって　いきますよう〜。　林の中から次々とお客様が乗り込んできます。　
そして行き先は…　海にも潜って、地球もグルリンと回っちゃって…原っぱに着く頃には夕方になっちゃって、
みんなでバイバイです。

夕方になってママがごはんですよぉ〜と呼びに来ます。
ママがこずえちゃんのバスに乗って帰る所がほんわかとして　私はよかったと思います。
最後はママが呼びに来てこずえちゃんと一緒に遊んでます。
私も一緒に家にある引越しのトラックに息子と一緒に入ってみようかな？って気分になりました。