表紙絵をみて、言葉遊びのえほんかな?と思いきや、なんと民話のようでありました。
ご先祖にあたるげんぞうじいさまのむらには、ながーいながーい ふしぎな抜け穴があった。
入ってがら出てくるまでにながくて、中から出てきたものは、みな姿が変わってしまうということで、この抜け穴を“すがたかえ”とよんでいた。
このげんぞうじいさまの隣に住んでいたのが“ぬさ”っちゅう性悪ばあさま。
じいさま、ばあさまを“すがたかえ”にだましだまし連れて行き…。
地図は出てくる、“すがたかえ”での変身の様子は出てくる、カルタは出てくるの盛りだくさんです。
ばあさまが、変わった物がまた面白くて、タイトルの意味がここでやっと解ります。その後の村人の右往左往するところも笑えます。
さいごに、ポンとおちがあり、ちょっとホッとして、ニカッっていう気分です。
当時小学一年の息子に読みました。どのページでも受けが良く大笑い。読み終わった後、一人で復習していました。
大型判があれば、お話し会でも使えるのにな〜とちょっと残念でし
た。
一冊で何冊分も楽しんだ気分でした。