「おーい」と呼べば、誰かが「はーい」と応えてくれます。応えた誰がが、また、「おーい」と呼ぶと、また違う誰かが「はーい」と応えて・・・。
単純だけれど、何だかとっても嬉しくなってくる絵本です。
赤ちゃんが泣いて何かを訴えたり、「あっあっ」と何かを言おうとしていても、誰も反応しなかったら、赤ちゃんはとても無気力になって、表情も乏しくなっていくそうです。呼びかけに応えるって、人間関係の基本中の基本なのですね。
そんな大切なことが、こんな可愛い絵本で、すっきりと表現されているなんて、とても素晴らしいです。赤ちゃん絵本として赤ちゃんに読むだけでなく、親や先生、子どもに関わる人たちに、「時々、基本にたちかえってね」とおすすめしたい絵本です。