ダンデライオンのもとにパーティーの招待状が届きました。パーティーは今日! ダンデライオンは大急ぎで支度をし、意気揚々と会場に向かいました。ところが、主催者のジェニファーさんは、いつもよりめかし込んでいるダンデライオンを別人と勘違いしてしまい…。
『くまのコールテンくん』のドン・フリーマンの絵本です。カッコ良く決めたつもりが、自分と気づいてもらえず、意気消沈しているところへ、風が吹き雨が降り、一張羅の服はびしょ濡れ、おしゃれな髪型も元のボサボサ髪に…と踏んだり蹴ったりの展開。が、普段どおりの姿に戻ったダンデライオンをジェニファーさんらが大歓迎するというオチに、ホッとしました…。文章に関しては、「だてライオン」の「だて(伊達)」が子どもにはわかりにくかった(注釈が必要)のが少し気になりました。
余談ですが、読み終わって、私が無意識に口ずさんだユーミンの「ダンデライオン」(♪き〜み〜は〜ダンデラ〜イオン〜…)に、息子が「なに?それなに?そういう歌(この本の歌)があるの?!」と驚いていたのが印象的でした(笑)。