十二の真珠 ふしぎな絵本」 みんなの声

十二の真珠 ふしぎな絵本 作:やなせ たかし
出版社:復刊ドットコム
税込価格:\1,980
発行日:2012年10月
ISBN:9784835449012
評価スコア 4.6
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  • 十二の真珠の本を読みました
    やなせたかしさんが アンパンマンのお話を書く原点になったこの十二の話は 1970年に短編メルヘン集が 月刊誌に出版されたのを 復刻版として 十二の真珠として本を出してくださりとても 感慨深く読みました
    「やさしいライオン」の絵本も読みました

    ここに書かれたお話はそれぞれに 人が生きる上での大切なヒントが書かれていて 何度でも読み返したく思いました

    チリンの鈴は先日アニメがテレビで放映されビデををとり見ました
    これも感動的なお話でした!
    それがこの本の中にあるので図書館で借り すぐに読みました

    ジャンボとバルー王は国民のためにどうすればいいのか
    風の歌−風は知っている しかし人間は自分のことしかわからない・・・
    キュラキュラの血は涙が出ました
    なぜ やなせたかしさんが 十二の真珠というタイトルにされたかもわかりました

    戦争 戦争で傷ついた人々 飢えた人々 ジャンボとバルーの話を読むと よくわかります

    一つ一つのお話が 意味があり 大切になメッセージをもって書かれた この本は 私にとっては 宝物となりました

    ありがとうございました_(._.)_

    投稿日:2025/07/05

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  • やなせたかしの原点

    やなせたかしの思想と基本理念が、まだ未成熟なエスキースの状態で包み込まれています。
    アンパンマンの原型があり、ポエジー、創作、絵といったさまざまな表現方法で、やなせさんの人柄、優しさ、公平性、正義感を形にしています。
    振り返ってみると、本当に理想を目指して、とても積極的なひとだったんだと感じました。

    投稿日:2014/05/28

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  • 心あたたまる、血の通った絵童話集

    • ポッポさんさん
    • 70代以上
    • じいじ・ばあば
    • 埼玉県
    • 男の子11歳

     この絵童話集は、最初、元祖アンパンマンのストーリィを知りたくて、手にとりました。でも、読み始めたら、どの作品も読み終えるのが惜しく、こんなに血の通ったメルヘン集を読んだのは初めて!と思えるほど、短篇童話全十二作の一つひとつが心にしみました。
     一緒に読んだ10歳のふたりの女の子たちは、ユーモアいっぱいの「アンナ・カバレリイナのはないき」に爆笑し、「クシャラ姫」の結末の意外な大どんでん返しに拍手していました。
     切ない童話に思える「アンパンマン」「キュラキュラの血」などからも、自らを犠牲にして他者を助ける深い愛が伝わります。戦争の悲惨さを描きながらも、本書全体に流れる作者やなせさんの目指す正義は、驚くほどあたたかです。
     「まえがき」と「あとがき」が面白く、秀逸なことも見逃せません。まずは大人にお薦めしたい、ふしぎな絵本です。 

    投稿日:2025/04/24

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  • 漫画家やなせたかしさんの代表作『アンパンマン』が、テレビアニメ「それゆけ!アンパンマン」となったのが1988年。
     困った人たちに自分の顔を食べさせるそんなヒーローのアニメ化には随分反対意見もあったそうだ。
     ところが、放送開始がたちまち大人気になり、それはやなせさんが亡くなった現在もまだ続いている。
     その原点ともいえる童話「アンパンマン」が発表されたのは、1969年。
     それが収められているのが、メルヘン集『ふしぎな絵本 十二の真珠』。
     やなせさんが50歳の頃で、まだ代表作といえるものもない、もやもやしていた時期だ。

     そんなやなせさんに雑誌「PHP」から一年間短編童話を書いてみないかと依頼があって、生まれたのがメルヘン集『十二の真珠』で、そのなかに、少しもかわいくない「アンパンマン」が収めらている。
     しかも、この「アンパンマン」は戦場で高射砲を受けてしまう。もちろん、その後も元気に飛び続けていくのだが、やなせさんが本当に描きたかった「アンパンマン」の姿があるように思える。
     そのほかにも、のちに絵本となった「チリンの鈴」や「ジャンボとバルー」(絵本のタイトルは『さよならジャンボ』)が収められている。

     中でも心に残るのは、自身「いく分自伝的要素をふくんでいます」と解説した「星の絵」。
     絵を描くことが好きな少年が星に「だれでもをよろこばせる絵をかけ」と励まされる作品で、おそらくやなせさんのこの時の心情が色濃くでている作品だろう。

    投稿日:2025/04/23

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