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やなせたかし おとうとものがたり

やなせたかし おとうとものがたり(フレーベル館)

アンパンマンの作者やなせたかしが弟・千尋との思い出を綴った幼物語。

  • 泣ける

白雪姫なかなかよいと思う みんなの声

白雪姫 作:高津 美保子
絵:山本 容子
出版社:ほるぷ出版 ほるぷ出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,595
発行日:1992年
ISBN:9784593593194
評価スコア 4.14
評価ランキング 26,414
みんなの声 総数 6
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  • 【内容】
    グリム童話。よく知られた白雪姫のお話を、芸術的な作風の絵で楽しむ一冊。
    ヨーロッパあたりの、お金持ちのご主人が再婚した妻に、実子の女の子が殺されかけるお話。森に逃げ込んだ白雪姫は、勝手に人の家に上がり込んで食事を中途半端に食べてしまい…

    【感想】
    大人向けの絵本。その
    おそらく小さなこどもや、メルヘン=甘くてかわいい世界という思い込みのある人には向かない。違和感を感じるなら、いいが、最後のシーンを見てトラウマにならないかちょっと心配。(民話というのは、そもそも人生の残酷さや、人間の醜さも描いているものだから)

    個人的には、奇想天外な雰囲気や、妖怪じみた人物描写が面白かった。
    グリム童話の原作や、いろんなパロディ作品を読むと、「白雪姫」は決してかわいい、可憐な少女の物語ではなく、やられたらそれ以上にやり返すような激しさをもつ生命力の強い女性の冒険物語のような印象を受ける。
    継母との闘いは、エグイ、むごい、壮絶なものであり、最終的には執念の勝利をおさめるが、その後の継母への残虐な仕打ちを見ると、どっちもどっち、同じレベルの醜い争いという気がする。
    個人的には、白雪姫は一時的な勝利をおさめてはいるものの、自分が年をとったら、継母と同じことをやって、先祖代々女同士の因縁の闘いが繰り返されるのではないだろうか…と想像している。

    もし、白雪姫が本当に心の清らかな人であるなら、あのような仕打ちをしなかっただろうと、私は思うのだが…(ラストシーンを、ぜひ、お楽しみに♪)

    投稿日:2018/01/28

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  • なんだかすごい一冊

    明らかに子ども向けのお話なのです。
    ですが、お話の文字といい絵と言い、なんだかすごいのです。
    山本容子さんのプロフィールをネットで調べたら得心できました。
    この絵本はアートであり、山本さんの破天荒な(?失礼)生き方がベースとしてあるのです。
    そうするとこの絵本は極めて感性的な味わいを秘めてきます。
    肌色に地に描かれるのは、怪しげな小人たちの舞踏、デフォルメされたいろいろな登場者、怪しげな仮面をつけた男たち…。
    ちょっと邪悪さを感じますよ。
    この手の絵は嫌いではありません。
    でも、白雪姫って純真無垢、疑いを持たない無心のお姫様だったのでは?

    様々に出されている『白雪姫』。
    夢の世界のメルヘンというだけではなく、女性作家にとって自分の世界で表現したい題材なのでしょう。

    『白雪姫』は同じ話でも、絵本によって様々に楽しみがあります。

    投稿日:2012/01/16

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  • ドイツ民話

    グリム童話として「白雪姫」を知っていたのですが、もとはドイツ民話とのこと。
    各地に伝えられ、少しずつニュアンスの違う話をベースにしてまとめたものだそうです。
    とはいえ、おなじみのグリムの話と大きく違う場面はないので、違和感なく読めます。
    面白かった場面は、白いキツネの登場です。
    白雪姫は、このキツネによって命を助けられるのですが、これは姫の生母の力ではないかという解釈は、とても興味深かったです。

    投稿日:2011/10/11

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  • こんな風だったかな?

    絵がとても大人っぽく西洋的な絵本のイメージでした。

    小人の絵も独特です。かわいい絵の「白雪姫」がお好みの方は少し引いてしまうかもしれません。

    白雪姫のいじわるなおきさきの最後ですが、よく覚えていなくてこんな風だったかな?と思ったので、他の絵本でも読み比べてみたいと思いました。

    文章はとても読みやすかったです。

    息子は「意外に話が長いね」と言っていました。

    投稿日:2009/01/12

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