「おつきさまはまあるくなくっちゃ！」 みんなの声

空を見上げていたおばあさんが、細いお月様を見て丸くしようと奮闘するお話です。

おばあさんの作る料理は美味しいけれど、なかなかお月様が丸くならず、どんどん料理を作って食べさせます。
おばあさんの気持ちも分かるし、いくらでも食べてしまうお月様の気持ちも分かるし、最後は奇想天外で面白いと思いました。

子ども達に読み聞かせてあげたいオススメの一冊です☆

中秋の名月で、今年はきれいに月を見ることができたので、満月を楽しめる本を探してこちらを選びました。
空を見上げて、やせ細ったお月様に驚いて、まあるくなくっちゃ！とたくさん美味しいものを食べさせてくれるおばあさん。我が家の５歳は月の満ち欠けをしっているので、クスクス笑いながら読んでいました。

個性的で存在感のある絵が魅力的な作品です。
絵にとても立体感があるつくりでした。
これは描いた絵を張って作るコラージュ風の作品かなぁと、思いながら読みました。
テキストの文字は大きくはっきりしていて読みやすいです。

おばあさんと、お月さまとのやり取りがコミカルで面白いので、見ているお子さんたちも楽しめそうです。

「たくさん食べて大きくおなり」という親心のような感じなのでしょうね（笑）。
まんまる満月、半月、三日月、どれが好きかな？
なんて、親子で会話も弾むかもしれませんね。
私は意外に三日月が好きかも。
満月も綺麗ですけどね！

ある晩、おばあさんは空を見上げておったまげました。
なぜって、お月様がやせ細っていたからです。
「おつきさまは、まあるくなくっちゃ！」
おばあさんは、スープをこしらえてお月様に食べさせます。
でも、お月様は細いまま。
「おつきさまは、まあるくなくっちゃ！」
次におばあさんは、ピザをこしらえてお月様に食べさせました。
お月様は少し太ったけれど、やっぱりまだまだ細いまま。
「おつきさまは、まあるくなくっちゃ！」
次におばあさんは……。

おばあさんは、お月様を太らせようと一生懸命です。
その気持ちが分かるのか、お月様も、出された料理をもりもり食べます。
そのかいあって、お月様はまあるくなったのですが……。

お月様は幸せです。
だって、こんなにも心配してくれるおばあさんがいるのですから。

どのページをめくっても、おばあさんの優しい気持ちがあふれています。
小さな小さなお子さんから小学校低学年のお子さんまで、誰にでも愛される絵本だと思います。

おつきはまはまあるくなくっちゃ！と、せっせと料理を作っては、おつきはまに食べさせるおばあさん。
段々と太って？まあるくなるおつきさま。
月の満ち欠けをなんともユニークに描いています。
スープにピザにパスタにシュークリーム。ボリューム満点！これは太りそう。。でも、美味しそう！
ラストのオチがなんとも愉快！そうなりますよね！なんて、笑っちゃいます。

細くなったお月様にスープをごちそうしたり、大きなピザをごちそうしたり。
お月様がだんだん大きくなっていく変化にワクワクしました。
どんどんてんこ盛りになっていくお料理にもびっくり。シンプルだけど楽しい絵本です。

読み聞かせボランティアメンバーが1年生の教室で読む時に、子どもたちの後ろで一緒に見せてもらいました。
はっきりした、わかりやすい絵なので、本の大きさのわりには、見やすかったです。
おばあさんの顔がウケたとかで、何人かの男子は面白がって始終笑っていました。
次々と美味しそうなメニューが登場し、おなかがすいてきました。
食いしん坊の私には、読むのが辛い絵本だと思います（笑）

ナンセンス絵本のタイプです。
細い月を見たおばあさんが、「たいへん、おつきさまはまるくなくっちゃ」と、ごりそうを作って、おつきさまに食べさせます。
徐々にお月さまは太っていきますが…最後は！？

切り絵のほうな絵の色使いや、構図が独特で、きれいで楽しいです。

ほそ〜い月を見て、おばあさんは大慌てて料理を始めます。できた料理を食べているお月さまは、とってもおいしそうに食べています。おばあさんとお月さまのユニークな表情が、さらにお話を盛り上げています。ラストのオチも面白くて、親子で笑えました。