絵本ナビで、おすすめの幼年童話として紹介されていたので、息子に読んでみました。
絵本から幼年童話へすすむのに、本当にぴったりだと感じました。
挿絵がカラーの部分があったりして、絵本のような感じでも楽しめます。
みんなと同じであることを幸せと感じていたおさるが、
強情なカニに耳を挟まれたことから、他のさるとの違いに悩む・・・というおはなしです。
ざっくり言ってしまえば「人と違っても大丈夫」というメッセージなのでしょうが、
そのメッセージがプンプン臭い過ぎることなく、あくまでも「なんとなく」安心させてくれます。
カニのことを忘れたころに取れていた、という終わり方もすごく素敵♪
いろんな悩みは周りの環境ではなく、
自分の心の中にある、という真理を教えてくれているように思うのですが、あくまでもさらっと。
きっと、息子には生きていく糧になる。
私自身は、いまを受け止めろ!と応援してもらった気分になれた。
素敵な本だと思いました。