もうすぐ3歳の息子が最近昔話を好むようになってきたので、読んでみました。
有名な昔話なので、色々読み比べてみようと図書館で同じ松谷みよ子さん文の2冊を借りてきました(この本ともう1冊は西村繁男さんの絵の本)。だから、文章はどちらが良いか比べられなかったのですが、内容が少し違っていました。この本では、シロは木の根っこから生まれていますが、もう片方では川を流れてきた箱から生まれてきています。でも、私自身が子供の頃どのような『はなさかじい』に親しんだのか忘れてしまっていて、どちらが馴染みある話なのかもわかりませんでした。
絵は西村繁男さんのものの方が、見やすく分かりやすい気がしましたが、こちらの瀬川康男さんの絵も味わい深いです。
ただ、息子が一番気にしていた違いは、本の装丁でした。こちらの絵本は、天金になっており、それがとても綺麗だと言って、読んでいる途中に何度も何度も天を不思議そうに眺めていました。子供でもそういう贅沢には惹かれるのだなあと驚きました。(私たちが図書館で借りたのはたしかにフレーベル館のものですが、布ばりで、絵本ナビの画像とは表紙が違いました。上製本なのかもしれません。)