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希望の牧場」 大人が読んだ みんなの声

希望の牧場 作:森 絵都
絵:吉田 尚令
出版社:岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,815
発行日:2014年09月09日
ISBN:9784265006335
評価スコア 4.83
評価ランキング 173
みんなの声 総数 17
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大人が読んだ みんなの声から

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10件見つかりました

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  •  太くて真っ直ぐなものが貫いている絵本だと思いました。その太くて真っ直ぐなものとは何だろう?

     納得できないことには屈しない牛飼いさんの意思。「牛飼いは牛にエサをやるのが仕事、俺は牛飼い」という、ただただそれだけの思い。この現実を多くの人に伝えたいという森絵都さんと、吉田尚令さんの思い・・・。

     「希望の牧場」の「希望」とは何だろう?

     「変だ」と思うことに屈しない牛飼いさんの姿勢。「生」を全うすることが大事という考えを貫く生き方。そして、牛飼いさんを支える人々の存在。そういう人々の思いが結実して、元気に動きまわる牛たちの存在。

     書いていて気づきました。この絵本を貫いているのは「希望」だと。

     絵も文も、素晴らしいです。最後の2ページ、するべきことを淡々としている人たちの姿が心に沁みてきました。

    *朝日新聞「プロメテウスの罠」の2015年6月4日から7月8日は、「希望の牧場」のことがテーマでした。6月28日から30日は、森絵都さんと吉田尚令さんによるこの絵本作りの経緯が書かれています。

    投稿日:2015/07/25

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    2
  • 意味はあるのかな

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子4歳、女の子2歳

    東日本大震災のあと発生した原発事故で立ち入り禁止区域になった牧場のお話。
    誰にも食べられない売られない牛たち。牛たちを守ることに意味はあるのかな、と何度か語りが入るのがなんとも言えません…。
    高学年以上の子や大人。考えられる人に読んでもらいたい絵本だと思いました。

    投稿日:2016/05/08

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    1
  • 東日本大震災は 5年前  
    震度7 津波のでたくさんの人や動物たちの命を奪い  東電の原発で汚染され 今も尚 放射能の汚染で 人も動物たちも住めない 危険地域となりました

    私たちが生きているうちにも 原発問題は解決されない恐ろしいものです
    それなのに なぜ 原発が稼働されているの???

    この絵本は 森 絵都さんが私たちに 考えさせてくれているのですね

    牛飼いの牧場の人の苦しみ  牛たちの苦しみ 
    生きると言うこと   食べる   生きさせてもらってる
       
    牛を戴いて生きている人間    私たち 
      
    この地球に生きる動物 生きると言うことは どういう事か これから
    私たちは 原発問題をどうしていくのかが 課題ですね

    地球上の問題です

    投稿日:2016/05/07

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    1
  • 親である大人の私が試し読みさせていただきました。
    「希望の牧場ふくしま」,恥ずかしながら知りませんでした。
    東日本大震災での原発事故。
    放射能の影響で苦しみ狂わされたのは人間だけではなく動物達もということを改めて感じさせられた絵本でした。
    人間によって犠牲になった牛達,その牛達と共に生きる決意をした牛飼い。
    牛飼いの強さを感じました。
    自分で決めた道を自分で納得して進んでいく,本当にすごいことだと思います。
    風化することなくこの現実を伝えていくためにも,多くの人たちに読んでほしい絵本だと思いました。
    とても深い絵本で心にきます。

    投稿日:2016/05/04

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    1
  • ラストシーンは特にカッコイイ!

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子19歳、女の子14歳

    すごく作りがよかったです。
    スーッとこの世界に入り込めました。
    「牛飼い」のおじさん、すっごくいいです。
    どこにでもいるすこしいかつい顔したおじさん。でも自分の仕事に職人的なポリシーを持っていて、それが明確に「生きる」ことに繋がってる。そこが見ていてカッコ良かったです。

    森絵都さんの文のキレも最高でしたし、吉田尚令さんの描く放射能に汚染されてしまった東北の牧場の世界もすごく見ごたえがありました。

    何よりラストシーンは「カッケー!」と、思いました。
    読み聞かせに使うなら、小学校高学年から中学生・高校生くらいの皆さんにお薦めです。
    特に2月3月くらいの時期に読みたいですね。

    投稿日:2015/02/23

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    1
  • そんなことを出来る人がいるなんて

    東日本大震災の津波で原発施設から放射能が漏れ出し、その影響で、施設から半径20キロ圏内の住人は立ち退かざるをえなくなりました。
    それでも、その地域に残った人がいます。
    理由は、放射能を浴びてしまった肉牛を育てるため。

    上記のことを、私は初めて知りました。
    「希望の牧場」は実際に存在していて今も活動していることも、初めて知りました。
    そういうことの意味を求めた時、自分は牛飼いだからと返事することに、強さを感じます。
    価値のなくなった牛を放っておけなかったことに、優しさを感じます。
    そんなことを出来る人がいるなんて。
    自分のことしか考えていない自分を、恥ずかしく思いました。

    投稿日:2023/03/20

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  • 牛だって命がある!

    ”「牛飼い」は、牧場で、牛の世話をして、暮らしている。

    それが牛飼いだよ。かんたんだろ?”

    牛飼いだから、だれもいなくなった町の牧場に、オレは残った。

    そりゃ放射能は怖いけれど、しょうがない。

    だってオレ、牛飼いだからな。

    牛の命を見殺しには、出来ないのだと思いました。

    投稿日:2019/10/22

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  • まずは、読んでみてください

    新刊コーナーにありました

    森さんの作品だ!と
    安易に手に取りましたが
    実に、テーマが重かった

    正直、感想を書くのも
    躊躇いました

    何度、読んでも
    頭の中、心の中が整理出来ません

    震災がなくても
    第1次産業の衰退や
    地方の人口減少
    少子高齢化の問題はありました

    それが、目に見えない「放射能」により
    もっともっと酷いことになってしまってて

    朴訥と喋っているような
    東北人らしい喋り口のような
    文章に
    なんとも、せつなく感じたり

    動物にも申し訳なさを感じたり

    大変な中で
    翻弄されている人達や
    信念を通そうと頑張っても
    周囲の目が気になったり

    本質、意義がなんなのか

    わからなくても
    「オレは牛飼いだからな」
    のセリフに、ぐっときます

    絵は、「パパのしごとはわるものです」の吉田尚令氏
    とても、素敵で
    重苦しい場面も
    犬や安心しきった猫の様子や
    自然の素敵な様子に
    ホッとします

    9月30日に第1刷で
    11月15日には、2刷
    ということは、皆さん、購入して読まれているんですね
    この絵本を紹介し
    微力ながら、応援したいです

    *この絵本は、福島第一原子力発電所の警戒区域内に取り残された「希望の牧場・ふくしま」のことをもとにつくられた本で、その希望の牧場・ふくしまでは、餌不足の問題が深刻化しているとのこと。でも、牛たちをいかすための取り組みが続いていて、この絵本の売り上げの一部は、その活動資金として寄付されているそうです

    まずは、手にとって読んでみてください

    投稿日:2014/11/23

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  • 全く同じ風景が、

    • 梅木水晶さん
    • 30代
    • ママ
    • 山形県
    • 女の子2歳、男の子0歳

    放射能を浴びたものになるだけで、全く違う風景になる。話し言葉があえて乱暴な感じなのが余計泣けてきます。考えて、答えが出なくても、意味がなくてもここにいる「牛飼いだから」。絵も文も、心にズシリときます。是非読んで。

    投稿日:2014/10/31

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  • 忘れてはいけない

    森絵都さんが、悲しいだけのお涙頂戴話になんかしないと作った
    この絵本。テーマは重い。
    でも、これが今の福島の現実で、
    それを絵本という形にしてくれたことは
    とてもありがたいことだと思う。
    もう福島は大丈夫みたいなことを言う世の中。
    被爆とか何?みたいな。
    でも、絶対に忘れてはいけないことが
    この絵本には描かれている。
    お涙頂戴ではない。現実。つきつけられる。
    これからこの希望の牧場がどうなっていくのか…。
    魂の叫びが子どもたちに届きますように。

    投稿日:2014/10/15

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