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せつなくも、美しい物語です。 明るく元気の良さそうな子ども達が林で遊ぶ様子が描かれた表紙が、 パッと目をひきますね。 ピュアで心の優しい虔十さん。 その良さは家族以外にはなかなか理解してもらえませんでしたが、 最後は自分が作った林に「虔十公園林」という名前を付けてもらえます。 「たれがかしこくたれが賢くないかはわかりません」という博士の言葉は、 大きく頷けました。虔十の生き方は立派でした! 満月が「虔十公園林」を照らす場面は圧巻の美しさです。 伊藤秀男さんの力強い絵は、多くの読者の記憶に「虔十公園林」が残り、 いつまでも成長しつづけることでしょう!
投稿日:2015/10/12
「誰がかしこくて、誰がかしこくないかわかりません」 本当にその通りだな〜と思いました。 少し足りないと馬鹿にされている虔十が両親から買ってもらった杉の苗を大切に育て、やがてその杉林は子供たちの遊び場になるというお話です。 子供たちの様子を嬉しそうに眺める虔十の表情がとってもいいです。 何だか色々考えさせられるお話に思いました。
投稿日:2020/01/31
図書館で借りて読んでみました。 杉の苗を植える事を村人から馬鹿にされても、木を切る様に迫られても決して諦めなかった虔十。彼の死後、その杉林は虔十公園林と名付けられ、子供達の遊び場として残ります。 虔十の突然の死には驚かされました。文章が長く、頭が足りないという表現などから、まだ我が子に読ませるのは早いかなと思いますが、もう少し大きくなったら読んであげたいです。
投稿日:2015/10/13
息子たちにはまだ難しそうだったので一人で読みました。 村人から「少し足りない」人間だと思われている虔十が、本人もその結末は分からないままに、空き地に杉を植えたくなって植えて育てました。 本人が死んでしまっても、背丈は伸びないけれども丁寧に植えられた杉がずっと残ってはじめて、「誰が賢いか、誰が賢くないか」という評価が出るのですが、「少し足りない」人間の意図しない善意が実は人々を喜ばせたと分かって何だか安心してしまいました。 人間は誰でも意味があって生まれてくるのだなと感じました。迫力があって、なおかつ愛嬌のある絵も素敵です。
投稿日:2015/10/14
虔十は決して馬鹿ではありません。 子どものような純粋な心があるからこそ、子どもたちの喜ぶものを生み出せたのです。 虔十がつくったのは心が生き、帰る場所。 そんな場所を他のどの大人が生み出せたでしょうか…。 宮沢賢治という人は、自然や動物を心から尊重し、愛していたのですね。 特にこの作品では、そう感じます。 自らを、ケンジュウと表記することもあった宮沢賢治。 虔十という人物は、“自分の理想の人間像”なのだそう。 虔十の家族ももちろん虔十を愛していたのだろうけど、虔十を一番愛していたのは宮沢賢治だったのではないかと思いました。
虔十という人は少し足りないとみんなは思っていました。いつでもはあはあ笑っている人でした。 そんな虔十が、ある日、杉の苗を七百本買ってほしいと言ったのです。おかあさんもおにいさんも反対をしたのですが、おとうさんは、そんな虔十の願いを聞いてくれました。 そして、虔十は黙々と杉を育てるのです。反対をする人、邪魔をする人、ばかにする人… でもその結果、大きな成果があったのです。 はじめて頼みごとをした、はじめて人に対して逆らった… 虔十の生き方、そして、虔十が残してくれたものを考えさせてくれる、素敵なお話だと思いました。 人物が、生き生きと力強く描かれていて、強い意志を感じさせてくれるのも、大きな魅力です。
この本は、宮沢賢治の本の中でも、一番大切なことに気づかせてくれる、素晴らしい本だと思いました。物を大切にする気持ち。今では何でも有る暮らしが当たり前になっていますが、当時はまだ何もなかった時代です。あの時代を思い出しながら、挿絵が更にそのイメージをふくらませてくれて、とてもいい効果が、文章と挿絵で醸し出されていました。子供や孫にもいつか読んでもらいたい、そんな絵本です。
投稿日:2015/10/07
まわりからどんなふうにあつかわれても虔十は…。自然を守って育てて大切なことだけどなかなかできません。いきなり杉の苗を700本買ってほしいと言われても私ならノーと言ってしまうと思います。虔十はとてもあたたかい家族を持っていたのですね。
投稿日:2015/10/05
この本は、どちらかというと子供よりも大人向きかもしれません。 いろいろな人が存在する事、また、自然を愛すること等、いろいろな事を考えさせられる、そんな本だと思います。挿絵もこの本の内容をわかりやすく表現してあってとても良い本だと思います。
投稿日:2015/10/03
以前この話を読んだ時は、弱い者いじめはよくないこと、そして自然を大切にしましょうという道徳的なメッセージを感じました。 今回、伊藤秀男氏の子どもの気持ちで描かれたような、素朴で味わいのある絵とともに読んでみると、虔十の純粋でけがれのない心が、強く響いてきました。 まっすぐに伸びた杉の木や、整然と並んだ杉林のようすは、虔十の純粋さと強い信念を象徴しているように思いました。
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