「りゆうがあります」 ８歳のお子さんに読んだ みんなの声

本屋さんで見つけた時、旦那と爆笑！！
きっと息子もこんな気持ちなんだろうなァと。
行動が息子と重なりすぎて、それを頭ごなしに注意する私と重なりすぎて。。。笑
息子の行動にもりゆうがあるんだろうなぁと思うと注意する前に一呼吸おけるようになりました。

この絵本を読んだとき！すごい！
あぁいえばこういえる子どもがもしいたら天才かも！と思いました。

物事にひとつひとつ理由をつけるのって、とても難しいです。
だからこそ絵本の一ページ一ページが楽しみで、どんな理由が出てくるのかな？とわくわくしました。

鼻をほじったり、びんぼうゆすりしたり、椅子をがたがたさせたり、ストローがじがじ。どれもこれも私もわが子も小さな時にやっていて、注意したりされたりすることばかり。

やみくもにやめなさい！お行儀悪いよ！

とはいうものの・・もしこんな風に理由を言われたら。
ここまでくると屁理屈ではありません。素晴らしい理由だなとむしろ感心しながら読みました。

最後のお母さんの返しも最高ですね！

作者の目の付け所がとても新鮮でそれでいて親近感を覚えて、久々に
大満足な絵本でした。

小学校で学校司書をしています。
学校に「りんごかもしれない」「ぼくのニセモノ〜」をそろえたとき、うれしそうに「僕りゆうがありますも持ってるよ」と言いにきた子が何人もいました。
私は前作２本の方が好きですが、とはいえ我が娘にも買い与えたところ（滅多に本は買いません。図書館で借ります）大喜びで、食事でなにかこぼすたびに「下にいる小さな生きものにえさをあげてる」と言い、「ヨシタケさんのあたらしいほん、早くでないかなあ〜」と言っていました。ふまんがあります、も買うことになりそうです。

同じ作者の作品『りんごかもしれない』『ぼくのニセモノをつくるには』がとても面白かったので、こちらを読むのも楽しみでした。
はなをほじったり、びんぼうゆすりをしたり、ごはんをボロボロこぼしたり。。。「そんなことしないでい！」と怒りたくなる子どもたちのクセには、ちゃんとした理由があるようなのです。
絵本の中のボクは、想像力豊かな「りゆう」があって、クスッと笑えます。こんな風に上手にいいわけされたら、許しちゃうかも・・・いや無理か。
ユーモアに対し、ユーモアで返す絵本の中のお母さんの姿がいいなと思いました。